「恋愛がメーンでない」女性たちの生き方描く新舞台 柚希礼音、ソニンの挑戦

ソニンは演劇界での躍進が際立つ
ソニンは演劇界での躍進が際立つ

ソニン「幕が開けたときに今まで感じたことのない達成感が待っていると思う」

 もう一人、存在感を示すのが、舞台女優として新たな道を切り開くソニンだろう。柚希演じるサラとぶつかり合いながらも友情を築く女性編集者ハリエット・ファーリー役を務める。

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 2000年に「EE JUMP」のメーンボーカルとして17歳でCDデビュー。アイドルとして歌手活動を経て、女優の道へ。ニューヨーク留学を経験。演技力に磨きをかけ、現在は演劇界で活躍を示す。18年度の第26回読売演劇大賞・優秀女優賞を受賞。放送中のドラマ「ボイス 110緊急指令室」(日本テレビ系)では、久しぶりにドラマに登場。子供への虐待が疑われる母親役の演技が反響を呼んだ。

自主性を大事に作り上げる舞台だ
自主性を大事に作り上げる舞台だ

 新たに作り上げる本作について、「日々、演出家、振付師、キャストとみんなで話し合いながら一緒に作っている。正直大変だけど、幕が開けたときに今まで感じたことのない達成感が待っていると思う。女性だけが並んでダンスを激しく踊る、女性だけのユニゾンは私は初めて。お客さんが聴いたらぞわぞわとなるのではないか。想像するのが楽しい」と声を弾ませる。
 
 苦労人ながら確かな実績を重ねる36歳は、勢いを感じさせる。「今まではオリジナルの音源や衣装・セットに基づくビジョンがあったが、今回は同時に作っているため、向かうところのビジョンがない。これは近道なのか遠回りなのかを考えながらやっている。苦しいといえば苦しい。一緒にクリエイトしていくのは、台本や参考音源をもらってそれに従うというより、やりがいがある」と力を込めた。

 

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