有村架純、17歳デビュー当時の自身の姿に驚き「眉毛が細い。幼い顔をしていますね」

有村架純が主演するWOWOWオリジナルドラマ「前科者―新米保護司・阿川佳代―」の完成報告会が19日、東京・スペースFS汐留で行われ、有村、石橋静河、岸善幸監督が登壇した。

有村架純が出演ドラマの見どころを語った【写真:荒川祐史】
有村架純が出演ドラマの見どころを語った【写真:荒川祐史】

WOWOWオリジナルドラマが放送スタート 映画版は22年1月に公開

 有村架純が主演するWOWOWオリジナルドラマ「前科者―新米保護司・阿川佳代―」の完成報告会が19日、東京・スペースFS汐留で行われ、有村、石橋静河、岸善幸監督が登壇した。

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「前科者」は「ビッグコミックオリジナル」(小学館)で人気連載中のコミック(原作:香川まさひと、作画:月島冬ニ)の映像化。罪を犯した“前科者”たちの更生、社会復帰を目指し、彼/彼女らと向き合い奮闘する無給の国家公務員である新米保護司の姿を描いた社会派ヒューマンドラマ。菅田将暉主演の映画「あゝ、荒野」前後篇で国内の映画賞を総なめにした岸善幸監督がメガホンを取った。

 有村は「保護司がボランティア。無給というのは知らなかった。相手を信じる気持ちに動かされていった。実際の保護司の方は『ハートは熱く、頭は冷静に』を大事にしているということだったので、佳代としても、そういうふうに演じていった。一言でいうと、本当に楽しかったです。一筋縄ではいかないことだらけですけども、人によって、心が動かれていく。こんなにも気持ちが動くのは久しぶり。人のために生きるのは素晴らしいと思った」と話した。

 前科者のみどり役の石橋は「保護司というのは作品で初めて知りましたが、本当に大変な仕事。やっている方がいるのは希望だなと思いました。覚悟のいる役で、なかなか台本を開けなかった。覚悟ができていない、でも勉強しなきゃ。役者って、こういう仕事なんだと感じる仕事。社会に届かない人の叫びを届ける仕事なんだ、と。自分の評価はどうでもいい。この人の言葉をどうやって届けるか。幸せな現場でした」と笑みを浮かべた。

 会見では息ぴったりの2人だが、初共演。「最初は緊張していたが、有村さんの顔を見て、大丈夫と思った。勝手に感情が出る」(石橋)。「立ち姿がかっこいい。いろんな気持ちを秘めながら、立っているんだと思い、毎日、好きという気持ちが募る。石橋さんがみどりさんでよかったなと思いました」(有村)。

 題名の新米にちなみ、壇上ではデビュー当時の写真も披露。有村は「17歳のとき。眉毛が細い。懐かしい。11年前、幼い顔をしていますね。このデビュー当時、上京したて。友達がいないし、急に大人たちに囲まれた。強い思いがあったのかな。自分のことを話すのは苦手。なんで、このお仕事しているんだろうと思います」。石橋は「7年前、二十歳の時ですが、ふてぶてしいですね。何を考えていたのか。今も、気分は新米なんですけど、世の中はそうは扱ってくれない。思えば、人には恵まれていたな」と振り返った。

「WOWOWオリジナルドラマ前科者―新米保護司・阿川佳代―」は20日スタート。全6話、毎週土曜午後10時30分放送・配信(第1話無料放送)。各話放送後、WOWOWオンデマンド、Amazon Prime Videoで見逃し配信される。映画版は22年1月、公開される。

次のページへ (2/3) 【写真】17歳デビュー当時のパネルを紹介する有村架純のショット
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