「BreakingDown」会場内に無断侵入→「選手と写真撮影」 反社諮問委員会が「入場禁止」通告
格闘技エンターテインメント「BreakingDown」は7日までにネットユーザーの「表現の自由の範囲を超えたいわれなき誹謗中傷、事実に基づかない悪意ある憶測を流布する行為」について法的措置を講じるとの声明を発表した。また「BreakingDown」大会の会場内に無断で侵入した人物がいたことも明らかになった。
昨年5月に発足した「反社対策アドバイザリーボード」
格闘技エンターテインメント「BreakingDown」は7日までにネットユーザーの「表現の自由の範囲を超えたいわれなき誹謗中傷、事実に基づかない悪意ある憶測を流布する行為」について法的措置を講じるとの声明を発表した。また「BreakingDown」大会の会場内に無断で侵入した人物がいたことも明らかになった。
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この声明を巡っては一部ユーザーがX上で「反社会勢力と密接交際してる」と写真付きで投稿。これに同イベントの人気選手である瓜田純士が「どうやって入ったか知らないが現役なら入れる訳にいかない カタギだと言うなら腕捲りで入れ墨出してうろうろするのも辞めてくれと言った。選手と写真撮影も注意したんだけどな。もし彼が未だ現役ならもう会場には入れないようにする(どうやって入ったのか調査中)」と反応。投稿は拡散され大きな事態となった。
「BreakingDown」は昨年5月に「反社対策アドバイザリーボード」の発足を発表。同組織については「反社会的勢力に関わりがないかどうかの『コンプライアンスチェック』を運営スタッフ、選手、スポンサー、取引先等大会運営に関わる全ての企業と個人に対して行い、BreakingDownを健全に運営するためのサポートを行います。さらに、反社会的勢力の排除に関する契約書の締結、反社会的勢力に関する対応マニュアルの策定と運用サポート、大会関係者へのコンプライアンス研修などを継続的に実施することで、クリーンな総合格闘技団体を目指します」と説明されている。
また同組織は元警察官僚や反社会的勢力への対応に詳しい弁護士、警察OBなどで構成されている。
今回の一件を受け「BreakingDown」は「当社COOの溝口、BreakingDown出場選手および大会関係者ついて、一部のXアカウントでの発信について事実と異なる発信がされていましたのでお知らせします」と文書を発表した。
「溝口や選手、大会関係者らと共に写真に写る人物は、関係者入場口から無断で会場内に侵入したことが判明いたしました。反社アドバイザリーボードとも本件について議論し、既に今後のBreakingDown会場への入場禁止を決定の上通告しております。なお、溝口や選手、大会関係者らは来場者の一人として当該人物に記念撮影を求められ、それに応じたものです。
BreakingDownでは、いかなる場合にも反社会的勢力やその関係者の入場を一切認めません。専門家集団である『反社アドバイザリーボード』とともに、現在も反社会勢力を含むリスクの排除に努めておりますが、今後は関係者のコンプライアンスチェックや受付での本人確認等をより厳重にし、ファンの方々に安心して観戦いただける環境を構築してまいります。
また、本件のように、表現の自由の範囲を超えたいわれなき誹謗中傷、事実に基づかない悪意ある憶測を流布する行為につきましては、関係各所と協議し、然るべき法的措置を視野に入れ厳正に対処してまいります」