「Go Toキャンペーン」著名人から疑問の声相次ぐ「連日200人を超えているのに…」

政府が観光業を支援する「Go Toキャンペーン」に著名人から疑問の声が相次いでいる。

加藤浩次【写真:Getty Images】
加藤浩次【写真:Getty Images】

高田延彦「まだGo To Home だろ。考えろ!」

 政府が観光業を支援する「Go Toキャンペーン」に著名人から疑問の声が相次いでいる。

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 新型コロナウイルスによって落ち込んだ観光業界を盛り上げようと、旅行代金の一部を国が補助するキャンペーン。8月からの予定を前倒しして、4連休前の今月22日から開始される。

 ところが、東京を含む1都4県では感染者が急増。全国知事会は地域を特定した限定的なキャンペーンにするよう緊急提言を出した。夜の街や劇場、保育園などでクラスターが発生。ネット上には旅行客が観光地にウイルスを持ち込む可能性があるとして「#GoToキャンペーンを中止してください」のハッシュタグがあふれている。

 日本テレビ系の情報番組「スッキリ」は13日の放送で、この問題を特集。MCでお笑いコンビ「極楽とんぼ」の加藤浩次はキャンペーンの目的に理解を示しつつ、「(感染者は)東京、埼玉、神奈川、千葉などがどんどん増えている。大阪も30人超え出している。その状況でGo To キャンペーンやるっていうのはいろいろかみ合ってないなっていう感じがする」と発言。

「西村大臣が『1都3県で連携して休業要請を検討しますよ』って言いながら、Go Toキャンペーンはやっていくんだっていう、ちょっと矛盾している部分がある」と政府の対応に首をひねった。

 また、同日放送のTBS系の情報番組「グッとラック!」も同じテーマを扱った。MCを務める落語家の立川志らくは、「今この状況だと遅らせようっていうふうに普通はなるのに早めた」と指摘。お笑いコンビ「髭男爵」の山田ルイ53世は、予約していた夏の家族旅行を前日にキャンセルしたことを明かし、「行きづらい気持ちがありますよね。何か言われたり叩かれたりしたら嫌やなと正直思ってしまうし、子どもに迷惑かけたくない」と、キャンペーンがあっても現状で旅行することの難しさを訴えた。

 ネット上では、ミュージシャンで作家の辻仁成が「東京の感染者が連日200人を超えているのに、22日からGo To トラベルキャンペーンが始まる日本」とツイート。

 元格闘家の高田延彦も「まだGo To Home だろ。考えろ!」と怒りをにじませている。

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