「ノッポさん」をNHKが追悼 『できるかな』に出演「多くの方々の心に残る活躍」

心不全のため、昨年9月に88歳で亡くなった俳優の高見のっぽさんを悼み、NHKがコメントを発表した。以下、全文。

昨年9月に亡くなっていたことが分かった高見のっぽさん【写真:はっとふる提供】
昨年9月に亡くなっていたことが分かった高見のっぽさん【写真:はっとふる提供】

心不全のため、昨年9月に88歳で死去

 心不全のため、昨年9月に88歳で亡くなった俳優の高見のっぽさんを悼み、NHKがコメントを発表した。以下、全文。

「高見のっぽさんは、『できるかな』や『みんなのうた』をはじめNHKの多くの番組に長年にわたり出演いただき、多くの方々の心に残る活躍をしていただきました。あらためてお悔やみ申し上げます」

 高見さんは1934年5月10日生まれ。NHK創成期の子ども番組に数多く出演し、67年から20年以上にわたり放送された『なにしてあそぼう』『できるかな』で一言もしゃべらずに鮮やかに工作を生み出す「ノッポさん」として活躍。同時に高見映として多数の放送台本、脚本、児童書、エッセイを手がけた。

 2005年、NHKみんなのうた『グラスホッパー物語(作詞・演出・主演)』では、71歳で歌手デビューを果たすと全国の視聴者から大反響が寄せられ、第2弾、第3弾が放送。09年、『3世代に贈るミュージカルありがとう!グラスホッパー』では原案・脚本・作詞・総合演出・主役を務めた。

 この日、高見さんの事務所は「葬儀は近親者にてすでに執り行っております。本人より『訃報の知らせは半年以上控えるように』との希望があり、お知らせを控えておりました。誕生日である本日に発表とさせていただきました。ご理解くださいませ」とのコメントを出した。

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