3児の母・広末涼子、長男からは「普通のおばちゃんだよな」 多忙な“ママの顔”明かす

女優の広末涼子(41)が3児の子育ての合間を縫って、初のエッセー本「ヒロスエの思考地図 しあわせのかたち」(宝島社)を書き上げた。哲学者や尊敬する女性たちの言葉を基に、40代を迎えての人生観や生き方をつづった意欲作だ。海外留学をしている長男に次男と長女の子育て、仕事との両立、幼少期から大事にしてきた笑顔でいることへの思いを聞いた。

広末涼子は3児の子育ての合間を縫って初エッセーを書き上げた【写真:塩見徹】
広末涼子は3児の子育ての合間を縫って初エッセーを書き上げた【写真:塩見徹】

2男1女の子どもたちと取り組む家事は“ヒロスエ流” 笑顔がモットーの生き方

 女優の広末涼子(41)が3児の子育ての合間を縫って、初のエッセー本「ヒロスエの思考地図 しあわせのかたち」(宝島社)を書き上げた。哲学者や尊敬する女性たちの言葉を基に、40代を迎えての人生観や生き方をつづった意欲作だ。海外留学をしている長男に次男と長女の子育て、仕事との両立、幼少期から大事にしてきた笑顔でいることへの思いを聞いた。(取材・文=吉原知也)

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――子育てについて、母として大事にしていることはどんなことですか。

「子どもたちには、シンプルに強くて優しい人になってもらいたい。他人の気持ちが分かる人になってもらいたい。そのためには母である私からの愛情表現は最大限に、と考えています。自己肯定感がある、人を信じられる、自分を信じられるようになる。そのためには自分が愛されているという確信を持つことが、一番背中を押してくれることなのではないかと思っているので、そこは大切にしています」

――本書で「キラキラした “ママoffの日”は理想で、撮影の時は疑似体験をしている」と書かれていますが、広末さんは普段から常におしゃれママさんのイメージがあります。

「ないですね(笑)。もう本当に髪を振り乱して、髪も邪魔だからヘアバンドしています。うちの長男には『普通のおばちゃんだよな』と言われて、『おばちゃんです、年齢的にも』なんて言い返していますよ(笑)」

――愛情をたっぷり注ぐ全力投球がモットーの子育てで、ママとしての自己採点は?

「全力投球という意味では120%を注いでいますが、私は本当に忘れ物が多く、ドジなので、75点? ぐらいなのかな(笑)。そもそも75点って、いいのか悪いのかどっちなんだろう。伸びしろがあるということで、まだまだ育児、頑張ります!」

――本書は同世代の女性に向けたメッセージも多いです。日々忙しい中での、育児と仕事の両立についてはどのように考えていますか。

「私は好奇心を大事に、『あれもやりたいこれも大切、でも1日24時間しかない、でも妥協したくない諦めたくない』といった生き方をずっとしてきました。二兎を追う者は一兎をも得ず、どころか、三兎も四兎も追っているんです(笑)。だから家庭と仕事の両立も不可能ではないのかなと思っています。睡眠不足、疲労という問題はあるとしても、私にとっては一番大切な両輪。どちらかが欠けても成立しない、自分の核になっています。両立と言うとちょっと大変なイメージかもしれませんが、家庭があるから仕事を頑張れるし、子どもたちの笑顔が自分の原動力であり癒やしでもあります。それと同時に、仕事の時間があるからこそ、家庭のありがたみを感じ、もっと家のことを頑張りたいと気持ちに後押しされます。相乗効果があると信じて向き合っています。常に時間は足りませんが、逆に短時間だからこそ集中できると思ってポジティブに受け止めています」

――広末さんは本書の中で「主婦は立派な仕事」「エプロンを着けた男の人も素敵」と書かれていますね。男性の家事・育児参加は、いまの社会全体のテーマでもあります。

「私は世代的に、『女の子なんだから、男の子なんだから』と言われて育ってきました。当時は今ほどジェンダーレスの考えが浸透していなくて、幼少期は家事や料理は女の人がやるのが当たり前だと思っていました。でも、いまの世代の人たちを見ていると、エプロンをしている男の人も家事を手伝ってくれるイクメンもたくさんいます。社会の形もだんだん変わってきているのは、すごく素敵で素晴らしいと思います」

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