吉岡里帆、舞台初主演はファンタジー かもめんたる岩崎う大が脚本、共演に鞘師里保ら

女優の吉岡里帆がパルコ・プロデュース2022「スルメが丘は花の匂い」で舞台初主演を務めることが分かった。作・演出を手掛けるのは、岩崎う大(かもめんたる)。7月22日~31日まで、東京・紀伊國屋サザンシアターTAKASHIMAYAで上演。8月には大阪ほか6か所の巡演が予定されている。

吉岡里帆が初主演舞台に挑戦
吉岡里帆が初主演舞台に挑戦

岩崎う大、吉岡里帆は「とにかくセンスの良い方」

 女優の吉岡里帆がパルコ・プロデュース2022「スルメが丘は花の匂い」で舞台初主演を務めることが分かった。作・演出を手掛けるのは、岩崎う大(かもめんたる)。7月22日~31日まで、東京・紀伊國屋サザンシアターTAKASHIMAYAで上演。8月には大阪ほか6か所の巡演が予定されている。

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 シンデレラや浦島太郎など童話の登場人物が生まれる不思議な世界に迷い込んでしまった、会社員の縁緑(吉岡)。緑は「スルメ姫」という物語の主人公として生まれた少女クロエと出会う。緑の登場により混乱していく「スルメ姫」の物語。物語を成立させようと必死な登場人物たち。童話の世界を舞台に、少女たちの交流が描かれる唯一無二の「岩崎う大流」ファンタジーコメディーとなる。

 作・演出を手掛けるのは、2013年にキングオブコントで優勝した実力派コント師でありながら、自身が主宰する「劇団かもめんたる」の作品「GOOD PETS FOR THE GOD」(19年)と「君とならどんな夕暮れも怖くない」(20年)が岸田國士戯曲賞候補作にノミネートされるなど、劇作家・演出家としても近年注目を集める岩崎。プロデュース公演の作・演出を手掛けるのは、今回が初となる。

 そして、主人公・縁緑を演じるのは、吉岡。本作で満を持しての舞台初主演に挑む。メインビジュアルも解禁となり、“ファンタジー感”あふれる吉岡の姿も公開となった。

 共演には、伊藤あさひ、鞘師里保、牧野莉佳、もりももこ、小椋大輔、ふせえりが名を連ねる。

○岩崎う大
「『物語』という、人間が生み出した楽しい魔法のような存在に、真正面から向きあったら、知らないうちに中に飛び込んでしまったようなお話です。結果、笑いあり涙あり、笑い多めの舞台になったと思っています。フィクションの持つ強さを全方向に広げて皆さんを包み込みたい……と、いろいろ言ってますが、王道にしてオンリーワンな舞台になるでしょう! 吉岡里帆さんとは、以前共演させていただいて、とにかくセンスの良い方だと感じました。こんな人と何か作れたら、面白いだろうなあと思っていたら、今回こんな機会に巡りあって、幸せです。皆さま、一流の方々なので、そこでの化学反応を最大限にするようにみなさんの顔色を伺いながら頑張ります。私が手掛けるコメディーですから、それぞれのファンの方には『推し』の新たな表情を見ていただけると思います。単純にこの仕事が成功するか否かで、私の今後の演劇生活が変わると思っています。なので、今、目はかなり血走っています。意気込み半端じゃないですね。とは言えこのエネルギーも、最大の化学反応のために出力を調整しなくてはいけないことも理解しています。さらに、とは言え倒れるなら前のめりがいいですね。と言いつつ、最初で最後のメンバーですから、みんなに『あの舞台最高だったなぁ』って後々振り返ってもらえる舞台にしたいです。それは観劇してくれる皆さまにも同じです。期待してください」

○吉岡里帆
「『スルメが丘は花の匂い』で異世界からやってきた女の子、緑を演じさせていただきます。岩崎う大さんとは1度共演させていただいたことがあり、独特な空気が漂っていて面白い方だなと直感的に感じました。岩崎さんの世界観を体現できるように、一緒に丁寧にものづくりしていきたいなと思っています。かわいらしい世界観の中にもどこか奇妙な空気が常に漂っているような作品で、皆さんには『なんだこの作品は!』と今までにない体験をしていただけるのではないかと思います。ぜひお楽しみに!」

次のページへ (2/2) 【写真】吉岡里帆、鞘師里保らのファンタジーなビジュアル
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