中村あゆみとNOKKO デビュー37年の時を超えてステージで涙 「ママホリ2021」夢の一夜に密着

3時間にわたるイベントのフィナーレは全員で「星に願いを」を歌った【写真提供:アンズフォト】
3時間にわたるイベントのフィナーレは全員で「星に願いを」を歌った【写真提供:アンズフォト】

来場者も絶賛「NOKKOさんの歌に泣きました」「心にしみた豪華な時間」

 換気タイムの休憩を経て、後半戦に登場したのは土屋アンナ。「今回このステージに立てて一番喜んでいるのは私かもしれません」と笑顔で話し、代表曲「rose」をはじめ、「STAYIN’ ALIVE」、「Brave Vibration」、「黒い涙」と力強く表現力豊かな彼女の歌声にお客さんも酔いしれた。

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 土屋が歌い終わると中村と相川がステージに登場し、山口百恵の「ロックンロール・ウィドウ」をカバー。パワフルなボーカリストたちによる華麗な共演に観客はくぎ付けとなった。

 3人が歌い終わると、中村あゆみがそのままステージに残り、大ヒットナンバー「翼の折れたエンジェル」を熱唱。力強い歌声が会場を包み込み、そのままの勢いで「BROTHER」、ロックバージョンによる「愛の讃歌」へ。観客もこぶしを高く突き上げて心の中で一緒に叫んだ。

 歌い終えた中村は「今日のコンサートの最後を飾るアーティストは私が紹介したいと思います」とマイクを持ってゆっくりと客席に語りかける。「お互いに若かったころ、同じ夢を追いかけたライバルであり戦友でした。37年の時を超えて、同じ時代をずっと生きてきたとても大切な存在です……」。こらえ切れず涙があふれてくるとNOKKOがステージに登場し、中村と熱い抱擁を交わす。大きな拍手に包まれながらNOKKOは涙をこらえて「泣いちゃうじゃない」と中村にひとこと。

 スポットライトに照らされたステージ中央で、ふうーっと息をはいたNOKKOは代表曲「人魚」を歌唱。会場の空気を一瞬で彼女の世界へと変えてみせた。その歌声に客席からたくさんのすすり泣く声が聞こえてきた。

「みなさん、ライブができて本当に良かったですね。あゆみちゃんに感謝です」そう話すと「RASPBERRY DREAM」、「MOON」、「Maybe Tomorrow」と80年代がよみがえるようなエネルギッシュなステージを展開。最後はNOKKOが出演者をステージに呼び込み、全員で「フレンズ」を大合唱した。

 すべてのアーティストが歌い終わったところでつるのがステージに現れると会場のママたちや自身の妻に向けてサプライズで「君にありがとう」を心を込めて歌った。

 つるのの歌に大きな拍手が起こると、最後は「みんなの未来がもっと輝くように」と祈りを込めて出演者全員で「星に願いを」を歌い、夢の時間は幕を閉じた。

 客席からの鳴りやまない大きな拍手に感情を押さえきれない中村は、「たくさんの方々に応援いただいて無事開催することができました。本当にありがとうございました」とあいさつ。出演者全員笑顔で手を振った。

 終演後、観客に感想を聞くと「忘れられない思い出になりました」、「心に沁みた。豪華な時間」、「NOKKOさんの歌に泣きました」、「あゆみさんの生の迫力がすごかった」、「スタイルも歌も全然変わらないhitomiさん素敵でした」、「MAXで踊りました!」、「相川七瀬さんの歌がカッコ良かった」、「初めて土屋アンナさんの歌を聞いて感動しました」、「家に帰ったらまた子どもたちとの格闘が始まりますが負けないくらい元気をもらいました」と大満足の表情で会場を後にした。

 初の試みとなったイベントは、発表直後から注目度も高くチケットは完売。残念ながら会場まで足を運ぶことができなかったファンのために26日午後7時からU-NEXTでライブ配信が決定した。見逃し配信は1月10日まで。豪華アーティストによるライブパフォーマンスだけでなく、司会のつるのと中村もまじえた普段聞けないゲストトークも見逃せない。

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