日本人のコロナ死が少ない理由が判明? 「ファクターX」に東京都医師会・尾崎会長の反応

東京都医師会の尾崎治夫会長が14日、都内の定例会見後、理化学研究所のチームの発表で話題になった「ファクターX」について私見を述べた。

「ファクターX」について私見を述べた東京都医師会・尾崎会長【写真:ENCOUNT編集部】
「ファクターX」について私見を述べた東京都医師会・尾崎会長【写真:ENCOUNT編集部】

理化学研究所のチームが発表 「ファクターX」解明に光

 東京都医師会の尾崎治夫会長が14日、都内の定例会見後、理化学研究所のチームの発表で話題になった「ファクターX」について私見を述べた。

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 日本人は欧米人に比べ、新型コロナウイルスの感染者や死者が非常に少ないとされる。その理由について、これまで日本人のマスクの習慣や衛生意識の高さなど、さまざまな議論を呼んでいたが、理研チームは実験結果を通じ、日本人の6割近くが保有するHLAの型(白血球の型)が関係している可能性を指摘した。

 尾崎会長は、発表について「ああいうこともあるのかなと思いますよ。1つのファクターXの中の要素で、ある程度、科学的に分析されたという点では、それなりの意味がある。1つのそういう人種的な問題っていうのはボクはあると思う」と受け止めた。

 まだはっきりと解明されていない「ファクターX」の候補と位置づけ、「あれですべて説明できるっていうことはないと思う。本当にそういう役割をしているのかどうかはもうちょっとさらなる検証をしないと」との姿勢を示した。

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