元K-1・3階級王者の武尊、パニック障害での入院を公表「引退でストッパー外れた」 具体的な治療法明かす

元K-1・3階級王者で4月29日に引退試合を行った武尊が1か月以上、パニック発作が続いていたため、治療を目的に入院していたことを26日、自身のインスタグラムで明かした。

武尊【写真:徳原隆元】
武尊【写真:徳原隆元】

「毎日過呼吸とパニックと繰り返す日々で」

 元K-1・3階級王者で4月29日に引退試合を行った武尊が1か月以上、パニック発作が続いていたため、治療を目的に入院していたことを26日、自身のインスタグラムで明かした。

 武尊は近況について、「ここ最近久しぶりにパニック発作が1ヶ月以上続いていて何度も救急車で運ばれてしまったり仕事相手や家族にも沢山迷惑をかけてしまっていたのでしっかり治療する為に入院していました」と報告。

 続けて「この数日は病室で1人で過ごして自分自身としっかり向き合って改めて心のコントロールの難しさと心の健康の大切を痛感しました。ちゃんとした原因は分からないけど多分ここ数年の心身のストレスやダメージがずっと気を張ってて耐えれてたのが引退したことでストッパーが外れて崩れてしまったような気がします」と自己分析した。

「引退試合が終わってから勝って苦しいことから解放されて嬉しいはずなのに 日に日に嬉しさも楽しさも感じなくなって ご飯の美味しさや食欲もなくなって 連日、原因不明の胃腸炎や頭痛やめまいで毎日のように嘔吐して体重も計量の時より落ちてしまっていました」と、当時の壮絶な状況を明かした。

 本人は「身体は動くし仕事もできる」と自分を奮い立たせていたという。しかし、「すぐ治るって思ってたけど毎日過呼吸とパニックと繰り返す日々でどんどん悪くなっていって最後の方は気がついたら救急車や病院にいて沢山の人に迷惑をかけてしまったので一度入院して治療することになりました」と経緯をつづった。

 同じような悩みを抱える人々に対し、武尊は「原因不明の体調不良とか色んな感情を感じにくくなったら身体からのSOSだと思ってちゃんと心と身体の休息の時間を作ってあげて欲しいなと思います」と呼びかけた。

 さらに「心の病気は気合いとか根性でどうにかなるものじゃなくて完璧主義で頑張れてしまう人ほど悪化してしまうと思うし そういう人ほど人前では完璧でいようとして 普段は元気で明るく出来ちゃう人が多いと思います。だからこそ自分で気づいて治療や休息を取らないと長引けば長引くほど治りづらくなります」と、自身の経験を踏まえて警鐘を鳴らした。

 社会に対しても、「代わりのいない仕事に追われている人 気持ちの問題って思われたり ズル休みって思われてしまうから休めないという人も多いと思うので もっとこの病気の認知や理解が高まって必要な休息や治療を悪化する前に受けられるようになったらいいなと思います」と訴えた。

 その上で、「まだ僕も完全に克服した訳ではないけど毎日の仕事や生活が120点じゃなくて70、80点くらいで良いんだって思えるようになったり パニックになりそうな時に これをすれば落ち着けるっていうことを 少しずつでも増やしていけば上手く付き合っていけるかなって思います」と前向きな思いをつづった。

 また、「ちなみに僕は前傾で頭を下げて 呼吸の秒数を数えながら深呼吸をすると少し落ち着きます。前に一度完治した時は海外とか誰も知らない場所に行って 人目も何も気にせずに外に出て 毎日太陽を浴びることがどんな薬より効く治療法でした」と自身の経験を紹介した。

 最後に「長くなりましたがみんなが心の健康を大切に出来て 毎日笑顔で元気に過ごせますように」と結んだ。

 武尊は2022年、パニック障害とうつ病を公表。25年7月、元“ボンビーガール”タレントの川口葵と結婚したことを発表した。

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