「批判するつもりはまったくない」飯田沙耶が激白、2年ぶりスターダム復帰の同期・林下詩美への本音

飯田沙耶は、2019年1月にスターダムでプロレスラーデビューし、そのほとんどの時期をSTARSの一員として過ごしてきた。その集大成は6.20代々木第二体育館大会での羽南戦になるわけだが、羽南の持つワンダー・オブ・スターダム王座への挑戦はこれが2度目となる。インタビュー後編では、そのワンダー王座への思い、そして2年前に送り出した林下詩美のスターダム復帰について聞いた。

ワンダー王座への思い、そして同期・林下詩美についても語った飯田沙耶【写真:橋場了吾】
ワンダー王座への思い、そして同期・林下詩美についても語った飯田沙耶【写真:橋場了吾】

“ベルト”というよりワンダーを持っている”選手”に挑戦したい気持ちが強い

 飯田沙耶は、2019年1月にスターダムでプロレスラーデビューし、そのほとんどの時期をSTARSの一員として過ごしてきた。その集大成は6.20代々木第二体育館大会での羽南戦になるわけだが、羽南の持つワンダー・オブ・スターダム王座への挑戦はこれが2度目となる。インタビュー後編では、そのワンダー王座への思い、そして2年前に送り出した林下詩美のスターダム復帰について聞いた。(取材・文=橋場了吾)


【PR】全戦無料で熱気を体感…アジア最高峰のフォーミュラレース『スーパーフォーミュラ』決勝レースをABEMAが生中継

 飯田沙耶がワンダー・オブ・スターダム王座に挑戦するのは、6.20代々木大会の羽南戦が2度目だ。最初の挑戦は、昨年12.29両国国技館大会。当時の王者・小波は、壮麗亜美との挑戦者決定戦を提案、勝った飯田には白スプレーで挑発し続けた。しかし飯田は、顔半分に隈取を施すことで、白スプレーを無力化しベルトへ肉薄した。

「何度か前哨戦をやっていく中で、やっぱり私は正々堂々と小波と戦いたかったんです。(スプレーのような)小細工が必要のない、強い選手じゃないですか。純粋な強さで私と戦ってほしかったので、隈取することでスプレーを使う必要もなくなりますし、威嚇の意味でもやってみました。隈取にもいろいろな意味があって、正義感のある怒っている若者の意味合いのある隈取をしたんですが、正義軍として勝ち切りたかったですね。その意思を、わかる人にはわかってほしいと思ってあの隈取をしました」

 小波戦ではベルト獲りはならなかったが、羽南戦では必勝を期す。

「ワンダーに関してはベルトを獲りたい気持ちはあるんですけど、どちらかというとベルトを巻いている選手に対して挑戦したい気持ちがあるかないかが重要というか。それこそ初めて白(ワンダー王座のこと)を意識し始めたのは、上谷(沙弥)が巻いたときで。すごくジェラシーを感じて、上谷が王者のときに挑戦したかったんですけど叶わなかったんです。そのあと、自分が巻いたら上谷を逆指名してやりたいと思っていたんですけど、それもできなくて。

 それで巡り巡って小波に挑戦したんですが、白を持っている選手への執念ですかね。白川(未奈=現AEW)さんが持っていたときに5★STARで当たったときにした挑戦するという約束も果たせず、(壮麗)亜美さんと挑戦者決定戦をやって勝ったときにも指名するという約束も叶わず……今、私には約束がめちゃくちゃ溜まっているんですよ(笑)。なので、ベルトを獲ったら全員と約束を果たしたいですね」
※飯田と上谷はともに2019年デビューの同期にあたる

 もちろん赤いベルト、ワールド・オブ・スターダム王座に興味がないわけではない。

「本当は上谷が持っているときに赤に行きたかった。でも、私は挑戦できなかった。それで玖麗(さやか)が巻いた。正直、今玖麗とやりたいかといったらやりたくはない。玖麗に勝って上谷を逆指名するのも違うと思っていて。だからこそ、羽南さんから白の逆指名をいただいたのは、本当に良かったですね」

小波戦では隈取で登場したが、羽南戦はどのような戦いになるか【写真:(C)スターダム】
小波戦では隈取で登場したが、羽南戦はどのような戦いになるか【写真:(C)スターダム】

林下に対しては「おかえり」という気持ちで、批判するつもりはまったくない

 そして忘れてはならないのが、林下詩美の存在だ。飯田と林下は、2018年にスターダム10期生として入門。2年前、林下がスターダムを退団する際のタッグマッチでは、飯田が林下から直接フォール勝ちを奪っている。そして5.31京都大会、二人はタッグマッチながら2年ぶりにリング上で顔を合わせた。

「そもそも本当は行ってほしくなかったと思っていたので……それは、本人の気持ちで行ったからしょうがないんですけど、本人が(スターダムにまた)来るってことは、自分がやりたかったことを成し遂げたから戻ってきたと思うので、私は『おかえり』という気持ちで、批判するつもりはまったくないですね。向こうは2年間いろいろ成し遂げてきたと思いますが、私もいろいろ成し遂げてきましたし、ちょっと上からですけどよく頑張ってきたなと迎え入れたいです。(2年ぶりに戦ってみて)変わってはいるんですけど、懐かしく感じてしまって……詩美のエルボーの強さ、勢い、受けっぷり、パワーアップはしていましたけど、私も強くなっているので、対等に当たれたかなという気持ちです」

 その林下をSTARSに勧誘しているわけだが……。

「今、無所属の選手が多いので、STARSとのタッグが組まれることが増えてきましたよね。STARSに入りたいという選手が自然に増えていくのはウエルカムなんですが、今はそうもいっていられない状況なので。積極的に勧誘して、STARSに興味を持ってもらえたら……勧誘キャンペーン中ですね(笑)。詩美が来てくれたら本当に嬉しいですし、アーティストも狙いたいです。もうちょっとSTARSが再編成したときには、新しい3人で挑んでもいいんじゃないかとも思っています」

 最後に2026年中に成し遂げたいことを聞いてみた。

「まずは白いベルトを巻いて、約束を果たしたいですね。負けたとしても、あきらめないですけど。あとはSTRONG女子王座は視野に入れておりまして……4月にアレックス・ウィンザーに挑戦して惨敗だったんです。とはいえ海外でリベンジしたい気持ちもあるので、海外へ行くチャンスがあれば、名前を残してきたいですね」

トップページに戻る

あなたの“気になる”を教えてください