【RISE】那須川天心、セコンド・朝倉未来を絶賛したワケ「本当に心強かった」

“神童”那須川天心のキックボクシング人生がまた一つ幕を閉じた。天心(TARGET/Cygames)は風音(TEAM TEPPEN)に2-0(30-29×2、29-29)の判定勝利を収め、RISEを卒業した。

分析力が話題の朝倉未来がセコンドだった【写真:山口比佐夫】
分析力が話題の朝倉未来がセコンドだった【写真:山口比佐夫】

「初めて自分からムキになった試合」と振り返る

立ち技打撃格闘技「Cygamaes presents RISE ELDORADO 2022 ~Tenshin Nasukawa Final Match」(2022年4月2日・代々木第一体育館)メインイベント、那須川天心 RISE Final Match バンタム級(55キロ)3分3R延長1R

“神童”那須川天心のキックボクシング人生がまた一つ幕を閉じた。天心(TARGET/Cygames)は風音(TEAM TEPPEN)に2-0(30-29×2、29-29)の判定勝利を収め、RISEを卒業した。

 試合後のインタビューで心境を問われると「内容的には満足をしていない。初めて自分からムキになった試合をしたというか、“気持ち”で戦うのは、初めてだった」と振り返った。

 さらに「めっちゃ力んだっすよね。状況も状況だし、相手も相手だし。作戦とか考えていなくて、風音は前に出てくる選手、だから俺もそれに応えるみたいな。自分の中でかみ合わなかったというのはあった」と続けた。

 試合運びも普段の天心ではなかった。被弾しても前に出続け、技のモーションも大きいように見えた。風音のジャブやストレートをもろに受けるシーンもあったが、「効いたとかは1個もなかったですね。1つデコにくらったクリーンヒットというのはありましたけれど」と説明した。

 今回の相手は同門・風音、そして敵陣営には父の那須川弘幸会長の姿もあった。天心は風音に対し、「強くなっていました。前に出る気持ちとか、思いのこもったパンチとか気迫とか良かったですね」と後輩の成長を喜んだ。

 一方でやりづらさもあったと認めた。「いつも自分の近くにいる声が相手だったので新鮮だった。変な感じ、めっちゃ闘いづらかったですよ」と苦笑いだった。

次のページへ (2/4) 「気持ちでゆさぶられるようじゃダメ」と自戒
1 2 3 4
あなたの“気になる”を教えてください