バイきんぐ、小峠が語る松本人志と相方西村の“共通点” コンビ間格差の関係性

今年結成25周年を迎え、17日から2年ぶりとなる単独ライブ「STRAIGHT」の開催が決定したお笑いコンビ「バイきんぐ」。6月に放送された「キングオブコントの会」(TBS系)では松本人志との“2人コント”でも話題となった小峠英二と、キャンプ芸人としても存在感を放つ西村瑞樹に、お互いの25年間と今後の「バイきんぐ」像について聞いた。

インタビューに応じたバイきんぐの2人【写真:荒川祐史】
インタビューに応じたバイきんぐの2人【写真:荒川祐史】

今振り返っても苦しかった下積み時代「食えてない時期なんかずっと一緒」

 今年結成25周年を迎え、17日から2年ぶりとなる単独ライブ「STRAIGHT」の開催が決定したお笑いコンビ「バイきんぐ」。6月に放送された「キングオブコントの会」(TBS系)では松本人志との“2人コント”でも話題となった小峠英二と、キャンプ芸人としても存在感を放つ西村瑞樹に、お互いの25年間と今後の「バイきんぐ」像について聞いた。(取材・文=佐藤佑輔)

――2年ぶりとなる単独ライブに向けて。

西村「毎年やってきたのが去年はできなかったので、やっとお客さんの前でネタができるというのはうれしいっすね」

小峠「自分はいつもと変わらない感じで、あまり気負うこともなく。バリバリに気合が入ってるというわけでもなく……まあ、そんな感じですね(笑)」

――コンビ結成25周年を振り返って。

西村「世に出るまでは長かったけど、今となってはそれがよかったかな。そのぶんいろいろな経験もできたし。すぐ売れてたら僕なんか調子に乗っちゃって、てんぐになってたでしょうね」

小峠「食えない期間が16年あって、今が食えるようになって9年目くらい。やっと帳尻が合ってきたかなという感じ。ようやく元を取ったというか、人生のバランスが取れてきたかなと」

――それだけ下積み時代は苦しかった。

小峠「結局、食えてない時期なんかずっと一緒なんですよね。ネタで手応えを感じ始めたのが2012年の『キングオブコント』優勝の1年前くらいから。それまでは滑ることの方が多くて、たまにウケても同じネタが次は全然だったり。今だったら間が悪かったとか、フリが長すぎたとか、ネタの順番とか、ウケなかった理由も分析できるけど、当時はそれが分からなかったからしんどかったですね」

――あらためてお互いの印象は。

小峠「好きなことやってて、いいんじゃないかなと思いますよ(笑)。僕は趣味を仕事にしたいとは思わないけど、楽しそうにやってるし、それはそれでいいなーって」

西村「お笑いにストイックなところは尊敬しますね。単独ライブでは毎年ネタを9本やるんですが、今年はネタ合わせの1週間前に9本できてたのに、残りの1週でもう1本書いてきた。結果的に最初のネタを1本削って、最新作を入れたんですよ」

小峠「1週間あればもう1本作れるよなと思って。やるかやらないか、どこまでやるのか。10本目ができたときに、9本で満足してたらこのネタできてないよなって、当たり前なんですけど、久しぶりにそんなことを考えましたね」

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