「ゆっくり茶番劇」商標登録問題、取得者が“被害届”提出の意思表明 現在も混乱続く

弾幕シューティングゲームを中心とした作品群「東方Project」の二次創作コンテンツ「ゆっくり茶番劇」が第三者であるYouTuberの柚葉さんによって商標登録され、騒動となっている。その中で、一部から暴力的なメッセージが届いていると柚葉さんは主張。被害届を出す意思をツイッターで表明している。

「ゆっくり茶番劇」商標登録問題が騒動に(写真はイメージ)【写真:Getty Images】
「ゆっくり茶番劇」商標登録問題が騒動に(写真はイメージ)【写真:Getty Images】

「東方Project」の二次創作コンテンツ「ゆっくり茶番劇」をめぐり騒動に

 弾幕シューティングゲームを中心とした作品群「東方Project」の二次創作コンテンツ「ゆっくり茶番劇」が第三者であるYouTuberの柚葉さんによって商標登録され、騒動となっている。その中で、一部から暴力的なメッセージが届いていると柚葉さんは主張。被害届を出す意思をツイッターで表明している。

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「ご報告」としたツイートで、「本日、東京の私の家に警察の方が来られ、事情聴取を受けました。事情は全て説明し、全ての案件で被害届を出すことで進めております」と公表。内容については「皆さんが関係各所へ行った…(1)名義になって頂いている方への○害予告の件(2)関係各所への爆○予告の件(3)事務所などへの犯○予告の件 等々です」としている。

 柚葉さんは15日に「ゆっくり茶番劇」の商標権の取得を発表し、商業利用の場合は許可を得た上で年間10万円の使用量が必要と主張。「ゆっくり茶番劇」のベースとなった「東方Project」は柚葉さんと無関係で、第三者による権利取得が騒動に発展し、現在も混乱が続いている。

 この件については、取得の代理を請け負った海特許事務所から「皆様に愛されている商標であることを存じておらず、ご迷惑をおかけ致したこと申し分けございませんでした」と謝罪の発表があり、審査の過程について詳細を説明。「権利行使についてですが、弊所は一切関わっていないのでインターネット上での情報しか存じておりません。もし単に周知商標を独占することで利益を得ようとしているのであれば不正の目的(商標法第4条第1項第19号)に該当する可能性があるでしょう」として、「商標権者と本商標は自身の商標であるはずと思われる方との間で話し合い等が行われ、場合によっては無効審判がなされるでしょう」との見解を示している。

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