48・坂道グループでヒット曲連発も作曲家の正体は不明 同業者が考えるペンネームの意味

アイドル楽曲愛好家の中には、少なからず「作曲家」に注目する層がいる。推しのグループの新曲が解禁されてから作曲家が発表されるまでの期間に「今回の作品は○○が作曲したのではないか?」とツイッターなどのSNSで予想し、楽しむのである。そう言えば作曲家はなぜペンネームをつけるのだろう?

ファンも気になるペンネーム作曲家の正体とは?(写真はイメージ)【写真:写真AC】
ファンも気になるペンネーム作曲家の正体とは?(写真はイメージ)【写真:写真AC】

作曲家にとってペンネームとは?

 アイドル楽曲愛好家の中には、少なからず「作曲家」に注目する層がいる。推しのグループの新曲が解禁されてから作曲家が発表されるまでの期間に「今回の作品は○○が作曲したのではないか?」とツイッターなどのSNSで予想し、楽しむのである。そう言えば作曲家はなぜペンネームをつけるのだろう?(文=“you-me”成瀬英樹)

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 作曲家である筆者も、楽曲コンペを勝ち抜き採用が決まると、楽曲解禁後はSNSで評判を見たり、自作曲を愛好家のみなさんがどのように予想をするのかが心からの楽しみである。意外に思われるかも知れないが、作曲家とはリスナーの評判が大いに気になる職業であり、SNS全盛の現代ではその評判をダイレクトに感じることができるのだ。

 そんな楽曲愛好家の中で、近年その存在が話題になっている作曲家が「デレク・ターナー」だ。2020年12月に櫻坂46の大ヒット曲「Nobody’s falut」の作曲で頭角を表すと、21年には日向坂46「君しか勝たん」、SKE48「あの頃の君を見つけた」、櫻坂46「流れ弾」と立て続けにオリコン1位をかっさらった。作曲家の1つの目標である「紅白での歌唱」も果たす。近年は「楽曲コンペ時代」であり、1人の作家にこれほど表題曲が集まること自体異例のことだ。まして1年強で4作のオリコン1位獲得は快挙である。

 この「デレク・ターナー」というペンネームが、非常に曲者である。いや、本名である可能性も捨てきれないが、おそらくは違うだろう。このネーミングにはどこか興味をそそる響きがあると感じてしまう。

 SNS上でもこの「デレク・ターナー」の正体が一体誰であるのか? 楽曲ファンたちが盛り上がっている。さまざまに推測をしたり仮説を立てるのは本当に楽しい。さあ、真相は?

次のページへ (2/4) 作曲家のペンネームにはいくつかの「型」がある
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