【おもしろ看板】「変えるなら奥さんよりも壁の色!」の看板掲げる会社会長は一代で都内にビル4棟

84歳でもお元気な佐々木孝吉会長【写真:ENCOUNT編集部】
84歳でもお元気な佐々木孝吉会長【写真:ENCOUNT編集部】

北海道の極貧家庭に生まれ18歳で上京し都内にビル4棟

 18歳のとき、北海道・長万部(おしゃまんべ)から、4歳上の兄に連れられ、汽車を乗り継いで3日かけて出て来ました。9人きょうだいで、両親を入れると11人家族なのにオヤジは土方で実家は貧しく、私は中学時代から砂鉄掘りをしたり、祭りの相撲大会で優勝賞品をもらったりして家計を支えていました。兄が塗装職人で、私も塗装店で働いたことがあったので、上京後は炭焼きの仕事などをした後、兄の世話で塗装の仕事を始めました。

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 でも、東京でビルを持つまでになるとは、自分でも思っていませんでした。運が良かったと思います。ビルを建てる際に国からの低利の融資をいただけたり、ウチのビル隣の呉服屋が火事になって被害を受けた代わりに、相場より安くその呉服屋の土地を手に入れることができたりしましたから。ビルを建ててからは塗装業以外も手がけ、1階でパンの販売や喫茶店、スナックなどの商売もやっていました。

 身体は丈夫ですね。子どもの頃から頑丈で力自慢で、柔道や相撲をやっていました。大病は経験ありません。人生の荒波を生き抜いてこられたのは、この丈夫な身体のおかげもあるかもしれません。酒は若い頃から弱くて、お付き合いの席でも350ミリリットルの缶ビールを1本飲むのがせいぜい。タバコはニオイが嫌いで吸いません。ぜいたくもしませんね。車は昭和52年のスバルに今も乗っています。50万キロぐらい走っていますよ。

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