世界的な動物写真家が伝授する…ネコをかわいく撮る秘訣、ネコとの理想的な関係とは

(C)「劇場版 岩合光昭の世界ネコ歩き2」製作委員会 (C)Mitsuaki Iwago
(C)「劇場版 岩合光昭の世界ネコ歩き2」製作委員会 (C)Mitsuaki Iwago

コロナ禍で「世界ネコ歩き」2回分飛ぶも再開後は高視聴率「待ってくださっていた」

――コロナ禍で本作の影響は?

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「影響は大でした。緊急事態宣言が出された時はとにかく動けなくなった。北海道ロケは延期になり、テレビ版『世界ネコ歩き』2回分飛びました。再開した時も東京周辺でしか撮れなかったのですが、オンエアしたら、視聴率がすごく良かったです。皆さん待ってくださっていたんです。これは気合い入れて本気で取り掛からないといけないと思いましたね。もちろん、毎回、本気ではあるんですけども(笑)。個人的には家のネコと一緒にいれたのがよかった」

――今、ご自宅にはネコちゃんは何匹いますか?

「『ねことじいちゃん』の主役を演じたネコの兄弟の2匹です。1匹は役名のタマをそのままもらって、玉三郎、もう1匹は友情出演してくれた中村鴈治郎さんの本名からもらって、智太郎とつけました。機材を用意していると、カバンの中に入って邪魔をするんです。それはうれしいんですけども、旅先でカバンを開けると、ネコの毛が挟まっていたりするんです。毛一本で家に吸い寄せられて、ホームシックになるんです(笑)」

――今回の撮影で大変だったのは?

「北海道で、当初、僕が主役にと思った母ネコが途中でいなくなってしまって、頭を抱えました。その主役のお母さんであるおばあちゃんネコを一緒に撮っていたので、白羽の矢を立てました。結果、そのネコが強くて格好良くて、魅力的なキャラクターだったので、よかったです」

□岩合光昭(いわごう・みつあき)1950年11月27日生まれ、東京都出身。地球上のあらゆる地域をフィールドに活躍する動物写真家。その美しく、想像力をかきたてる作品は世界的に高く評価されている。一方で、身近なネコを半世紀以上ライフワークとして撮り続けている。2012年からNHK BSプレミアム「岩合光昭の世界ネコ歩き」番組撮影を開始。著書に「どうぶつ家族」「ネコライオン」「かぴばら」「パンタナール」「ふるさとのねこ」「こねこ」など多数。

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