ジブリ鈴木敏夫氏、『もののけ姫』歌舞伎化に感慨 宮﨑駿監督の言葉も明かす「ごくごく自然な流れ」
スーパー歌舞伎『もののけ姫』製作発表会見が5日、都内で行われ、歌舞伎俳優の市川團子、中村壱太郎、市川中車、スタジオジブリの鈴木敏夫氏らが登壇。作品について語った。

主演の2人に太鼓判「成功は間違いない」
スーパー歌舞伎『もののけ姫』製作発表会見が5日、都内で行われ、歌舞伎俳優の市川團子、中村壱太郎、市川中車、スタジオジブリの鈴木敏夫氏らが登壇。作品について語った。
『もののけ姫』は1997年に公開された、原作・脚本・監督を宮﨑駿氏が手がけた不朽の名作。人間と自然の壮絶な衝突と共生への願いを描いている。團子は呪いをかけられた少年・アシタカ、壱太郎は山犬に育てられた少女・サン、中車は猪神一族の最長老・乙事主をそれぞれ演じる。
会見に登場したジブリの鈴木氏は「(もののけ姫を)映画でやろうとしたとき、いろんな方から反対された。なぜかというと、『映画ではもう時代劇は、はやらない』って……。ジブリとはいえ、宮﨑さんとはいえ、時代劇を作るのは違うんじゃないかと、いろんなご意見をうかがった。それを一つひとつクリアして映画することができた」と当時を回顧。時を経て歌舞伎化することとなり「歌舞伎の世界でもう1回再現できることに、ちょっと感動している」と感慨だった。
また、「きょう本当だったら宮﨑はここに出てこないといけないけど、事情があって来られなくて。『時代劇だよ、チャンバラなんだよ。これが歌舞伎になるのはごくごく自然な流れじゃないか』って彼が言っていたので付け加えます」と宮﨑氏の言葉を紹介。『もののけ姫』の歌舞伎化の主演は、歌舞伎界のホープに委ねられたが「團子さんと壱太郎さん、2人が頑張っていただけるなら成功は間違いない」と太鼓判を押した。
スーパー歌舞伎は、現代人に歌舞伎の魅力を伝えたいと二代目市川猿翁さんが立ち上げ、1986年に『ヤマトタケル』を上演。今年で40年という節目になる。父・猿翁さんを継いでスーパー歌舞伎に挑むことになった中車は「この会見に父は来ていると思う」と神妙な面持ちで意気込んだ。中車と久しぶりに会うという鈴木氏は、「前の中車さんじゃない。前はくだらないこと言っていたけど、きょうは立派なんですよ。威圧を感じた」とこれまでとの変化を明かす場面があった。
会見には演出を担当する横内謙介氏、松竹の山根成之取締役副社長も参加。同舞台は7月3日から8月23日まで新橋演舞場で上演される。
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