chay“20代最後のアルバム”で伝えたいこと「感じたことを全部詰め込んだ」

シンガー・ソングライターchay(29)が13日に、2年5か月ぶりとなる3枚目のフルアルバム「Lavender(ラベンダー)」を発売した。プロデュースに武部聡志氏を迎え、バラエティーに富んだ全14曲を収録している。幼少の頃から歌手を目指し、小学生の頃には曲作りを始めていたというchay。20代後半の気持ちを歌ったアルバムには、並々ならぬ思いが込められている。

インタビューに応じたchay【写真:山口比佐夫】
インタビューに応じたchay【写真:山口比佐夫】

インタビュー 2年5か月ぶりとなる3枚目のフルアルバム「Lavender」を発売

 シンガー・ソングライターchay(29)が13日に、2年5か月ぶりとなる3枚目のフルアルバム「Lavender(ラベンダー)」を発売した。プロデュースに武部聡志氏を迎え、バラエティーに富んだ全14曲を収録している。幼少の頃から歌手を目指し、小学生の頃には曲作りを始めていたというchay。20代後半の気持ちを歌ったアルバムには、並々ならぬ思いが込められている。

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――2年5か月ぶりのアルバムとなります。

「本当に時間をかけながら、作ったアルバムになっています。前作から2年5か月間で、年齢も27、28、29歳になりました。最初からテーマを決めていたわけではありませんが、最終的に出来上がった曲を並べてみた時に、サウンド的にはバラエティーに富んだ曲になりました。20代後半の漠然とした焦りや迷い、不安が一貫したテーマになっていると思います」

――タイトル「Lavender」に込めた思いを教えてください。

「今の漠然とした焦り、迷い、不安という気持ちをchayらしい言葉で表現できないかなと探している中で、『ラベンダー』の花言葉が、疑い、期待、沈黙、繊細、許し合う愛などであることを知り、それが今の気持ちとリンクしたので、タイトルにしました」

「気持ちを出し切った」と語る【写真:山口比佐夫】
「気持ちを出し切った」と語る【写真:山口比佐夫】

――完成して、自分で聴いてみていかがでしたか。

「自分としては、気持ちを出し切ったアルバムになったと思っています。作る前に感じていた思いをここに全部詰め込みました。出来上がった時に、肩の力が抜けました。この作品で“浄化”できたかなと思います」

――収録曲の共通テーマに“少し大人になった私たちの心の中にあるもの”とありますが、どのような意味ですか。

「例えば、同級生の友達と集まって話したりしていると、今の年齢だからこその話が出ます。お仕事のことだったり、結婚や出産のことだったり、色んなことに悩んでいます。女性にとって、“第2の思春期”と言われる20代後半は、何か一度立ち止まって、考える時期だと思うんです。そこに寄り添った作品になったかなと思います。私も同じように悩んでいて、同世代の女性に共感して頂けると嬉しいです。男性でも年齢問わず、きっと感じる気持ちだと思うので、色んなことに悩んでいる方に聞いて頂きたいアルバムになりました」

――バラエティーに富んだ楽曲ですが、制作する上で“キー”となった曲はありますか。

「リード曲の『伝えたいこと』は、1曲目に持ってきたんですが、私としても、今の自分の気持ちが詰まっている曲で、強い思い入れがある曲です」

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