“デビュー10年”坂口健太郎、役者業に孤独を感じた過去「自分の知らない僕が大きくなっている時代が」

俳優の坂口健太郎が3日、都内で行われた信金中央金庫のウェブムービー発表会に出席。今年デビューから10年を迎え、これまでの悩みや感じたことを振り返った。

発表会に出席した坂口健太郎【写真:ENCOUNT編集部】
発表会に出席した坂口健太郎【写真:ENCOUNT編集部】

キャリアも年齢も重ね「いい意味でも悪い意味でも、自分の声が通るように」

 俳優の坂口健太郎が3日、都内で行われた信金中央金庫のウェブムービー発表会に出席。今年デビューから10年を迎え、これまでの悩みや感じたことを振り返った。

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 これまで立ちはだかった壁について話題がおよびと、坂口は「自分自身が悩みだった瞬間がありましたね。坂口健太郎だけど、どこか自分の知らない僕が大きくなっている時代があって。『本当の僕はこうだ』『本当の僕を見てくれ』という、ちょっとエゴに似たものが出てくることが多かった。どこか体にメッキを張っていた。ただでさえ登り坂なのに、必要のない石を詰めながら歩いていた」と回顧する。その“必要のない石”を手放せるようになってからは、「軽やかになった」と打ち明けた。

 今年7月11日で33歳に。キャリアも年齢も重ねて「現場に若いスタッフが増えた。いい意味でも悪い意味でも、自分の声が通るようになった」とし、「(役者は)孤独な仕事だと思う瞬間あったけど、それが“みんなでやっている”という感覚になると、誰かを頼らずにやることも必要だけど、人を必要とすることもすごく大事だなって、年を重ねてそう思う」と変化を語った。

 昨年から信金中央金庫のイメージキャラクターを務めている坂口。今回完成したのは、ドラマ形式のウェブムービーで、中小企業の経営者をサポートする支配人役を演じた。初めての支配人役は「光栄」とし、「安心感を大事にした。安心感や信頼感が伝わっていればいいな」とアピールした。

 ウェブムービーは9月3日より順次公開される。全5話。

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