炭水化物抜きダイエットは「大きな間違い」 なかやまきんに君が力説「お米を敵と考えずに」
お笑い芸人のなかやまきんに君が3日放送のMBS・TBS系『日曜日の初耳学』(日曜午後10時)に出演。“きんに君流”の全身トレーニングや炭水化物を抜くダイエットは間違いだと栄養学を踏まえながら説明した。
『日曜日の初耳学』で解説披露
お笑い芸人のなかやまきんに君が3日放送のMBS・TBS系『日曜日の初耳学』(日曜午後10時)に出演。“きんに君流”の全身トレーニングや炭水化物を抜くダイエットは間違いだと栄養学を踏まえながら説明した。
飲食店勤務の女性は「いくつかのトレーニングをしないと全身を鍛えるのは難しいと思うんですけど、なかなか仕事が忙しくて全部をやるのは難しいので、1つのトレーニングで全身の筋肉を鍛えれるものがあれば……」と質問。すると、ハリセンボンの近藤春菜も「そんな魔法のトレーニングあります?」と半信半疑だった。
きんに君はここぞと言わんばかりに「おい! 俺の筋肉 言われているよ そんな1つですべてを解決するようなトレーニング あるのかい? ないのかい? どっちなんだい?」と自身の筋肉に問いかけた後、「な~い パワー」と満面の笑みでおなじみのポーズをして見せた。
しかし、「1つの種目で完全に全身をスッキリするのは難しいですよ。でも、こういう動きならいろんな筋肉を使うしオススメはあります」と答えた。
ダイエットの鉄則は筋肉を増やして、無駄な体脂肪を減らすこと。きんに君のオススメは1セット30秒から始める“きんに君流”の全身トレーニング。「世界一楽しい 体伸び~る体操」を紹介した。
やり方は、まず両手を下ろして足を肩幅に開く。続いて、片足を斜め後ろに引いて屈伸。このとき、肘を伸ばしたまま両手を上に挙げる。これを交互にトレーニングするだけで全身が鍛えられるという。1セット30秒から。
きんに君は「手をただ挙げるだけじゃなくて、胸をしっかり張って伸ばすイメージをすると多くの筋肉を使う」とポイントをアピールし、「とにかく運動は楽でいいですよという訳ではないんですよ。苦しい・キツイというイメージをもたれていると思いますので、そういうことではないですよと。まずはどんなに体力がない人、気力がない人でもスタート地点から始まっていけばダイエットができる」と習慣性にすることが大切と伝え、VTRを見ていた中島健人も「そこが大事だよね。(スタート地点に)立てない人が結構いるのよ……」と共感した。
さらに、きんに君は「世界一楽な美脚トレーニング」も紹介。番組公式Xでは切り抜き動画がアップされた。
そして、ダイエットの大前提とすべきもう1つは食事だと強調。アメリカの大学で学び、医師が太鼓判を押すほどの栄養の知識があるきんに君。多くの人が食事について誤解していることがあるという。磯山さやかは「以前、炭水化物を抜く糖質制限をしたときに、フラフラしちゃって仕事に影響が出たくらいなんですよ」と振り返った。カットしたのは小麦類やお米だった。
きんに君は「そこが大きな間違いでございます」とキッパリ。「糖質というのは炭水化物の中に入っているんですけども、炭水化物を分解すると糖質と食物繊維を組み合わせたもの」と主張。つまり、炭水化物を一切取らなくなると食物繊維が不足し、腸内環境が悪化する可能性もあると解説した。
糖質は、お米や小麦粉などに含まれる「複合糖質」とお菓子やジュース、フルーツなどの「単純糖質」に分類されるが、「複合糖質」にはビタミンやミネラルなどの栄養素が含まれている。
きんに君は「複合糖質よりも単純糖質からカットしていただければと思います! ご飯はしっかりある程度食べて、できるだけデザートとかフルーツの方をカットしていただければ」とアドバイスを送った。「めっちゃフルーツ食べてた」という声には「フルーツは果糖ということなので確かに単純糖質に入るんですけども、フルーツが悪いとか砂糖の入ったものが悪い訳ではございません。量とかバランスにもよります。お米をダイエットの敵と考えずに……」とあくまでも摂取量と明かした。
さらに「糖質というのは体の中でグリコーゲンという形で貯蔵されています。筋肉とか肝臓に蓄えられています。そのときにグリコーゲン1グラムに対して、水の分子が3グラム引っ付いているんですよ。糖質を取らない生活をすると、そのグリコーゲンが体の中から抜けていきます。それと当時に水分も抜けていきます。なので最初、糖質制限を開始すると体重はスッと落ちることも。多くは水分が減っているだけ」と説明した。