間宮祥太朗、4月期『ACMA:GAME』日テレ連ドラGP帯初主演「とてもありがたく光栄なこと」
俳優の間宮祥太朗が4月スタートの日本テレビ系連続ドラマ『ACMA:GAME アクマゲーム』(日曜午後10時)で主演を務めることが11日、分かった。
鍵の謎に迫っていく主人公・織田照朝役
俳優の間宮祥太朗が4月スタートの日本テレビ系連続ドラマ『ACMA:GAME アクマゲーム』(日曜午後10時)で主演を務めることが11日、分かった。
原作は、2013年から17年に『週刊少年マガジン』に連載されたメーブ氏による同名漫画。多彩なキャラクターが登場し、異形の悪魔が仕掛ける、独創的で規格外のアクマゲームが多くのコアファンを生み出し、今なお熱烈な支持を集める作品。今回、日本テレビが仕掛ける大型プロジェクト企画として、完全実写化されることになった。
間宮は本作が、日本テレビ系GP帯連続ドラマ初主演。99本集めると、この世の全てを手にすることができるといわれる『悪魔の鍵』を賭けて争う、命懸けの『アクマゲーム』に翻弄されながらも、鍵の謎に迫っていく主人公・織田照朝(おだ・てるあさ)を演じる。
照朝は幼い頃、母親が事故死。日本有数の総合商社・織田グループを経営する父親と2人で生きてきたが、その父親は『悪魔の鍵』と呼ばれる古びた鍵を照朝に託した直後、目の前で謎の男に殺害される。敬愛する父の言葉を生きる指針として、父の死の真相に関わる『悪魔の鍵』の秘密を探るため世界を放浪していたが、謎の財産譲渡事件が相次ぐ日本に帰国。その照朝の前に『悪魔の鍵』を狙う人物が現れ、『アクマゲーム』に挑むことになる。それは、時に人の命を奪い合う“究極のデスゲーム”だった。
また本作の大きな特徴である、ゲームを支配する「悪魔」を実写化するにあたり、日本最高峰のVFX技術を誇るCG制作会社「デジタル・フロンティア」が参画。映画「デスノート」シリーズや「今際の国のアリス」のVFXを担当し、日本のみならず世界からも熱視線を集める同社が、最新のテクノロジーを駆使した迫力ある超VFXで悪魔を描き出す。
以下、間宮のコメント全文。
――出演のオファーを受け、原作を読んだ時の気持ちについて。
「すごいスケール感の作品だなと思いました。そして、ゲーム自体の面白さ・緻密さに引き込まれました。また、原作には今回のドラマに登場しきれないくらいのたくさんのキャラクターが出てくるのですが、それぞれが個性的で、このキャラクターは果たして仲間なのか? 敵なのか? という人間関係や心理戦、探り合いもあり、純粋に面白くてすぐに読み切ってしまいました。
また、今回映像化するにあたり、原作では高校生だった照朝の年齢設定が27歳の青年になっています。ですが、父親を殺されたという原作の設定や、照朝の人となりなどは変わっていないので原作ファンの方も安心して見ていただけたらと思います」
――日本テレビの『スクラップ・ティーチャー』で連ドラデビューした間宮さんが、今回この大きなプロジェクトで主演を務めることへの想い。
「15年前に15歳でデビューしたときは、学園ものだったこともあり、どこか学校生活の延長のような雰囲気でした。そんな幼かった僕が今回、このような大きなプロジェクトで主演を務めさせていただけることは、とてもありがたく光栄なことだなと思います。また15年前にご一緒した方が今回もスタッフとして入っていて、声をかけてくださった時は感慨深かったです」
――ストーリーについて。
「手にいれると運気が上がり、さらに99本集めるとこの世の全てを思うままにすることができると言われている『悪魔の鍵』をめぐって、僕が演じる織田照朝をはじめとする登場人物たちがそれぞれの想い、時には命を懸けて、悪魔が取り仕切る『ACMA:GAME(アクマゲーム)』を戦っていくというストーリーです。照朝は、父の死の謎を解きたいという目的、そして正義、自分自身の信念のために戦っていくという、そんな物語になっています」
――アクマゲームとはどんなゲームか。
「悪魔の鍵を持つプレイヤー同士がゲーム開始を宣言するとゲームマスターの悪魔が現れて、その時に初めてゲーム内容が明かされます。ゲームも毎回違うもので、いろいろなゲームが出てきます。なかには、皆さんがやったことがあるような遊びに似たものもあれば、全く新しいゲームもありますが、それぞれ特殊な仕掛けやルールが加えられたオリジナルゲームになっています。
さらに、一度ゲームに勝ったプレイヤーには『悪魔の能力』という、ゲームを有利に運ぶための特殊能力が与えられます。その能力も一人一人違っていて、強力なものもあれば、『使いどころが難しいな』というものもあって、自分の能力をいかに有効に使うかはもちろん、相手がどんな能力を持っているのかを推理しながら戦っていくというのもポイントになっています」
―間宮さんの演じる主人公・織田照朝はどんな人物。
「照朝は10代のころに父親を爆発事件で亡くしています。父親の死に『悪魔の鍵』がかかわっているのではないかと考え、「悪魔の鍵」がどんな力を持っているのか、そして誰がそれを持っているのかを知るために情報を集めて世界を放浪していた照朝が日本に戻ってきたところから物語が始まっていきます。
父親からの、『欲望は決して満たされないもので、それを無理やり満たそうとすることが争いを生む。だから、自分の欲望を追いかけてはいけないし、できれば欲望に飲み込まれた人を救える大人になってほしい』という言葉が照朝の生き方の一つの指針になっているところがあります。
なので照朝は、自分の命がかかっている戦いのなかでも勝つことだけでなく、相手を欲望から救い、抱えている問題から抜け出す手助けをしたいと考えているところがあります。
また、ゲームをテーマにした作品だと、自分の意思とは関係なくゲームに巻き込まれたりという主人公も多いかと思うのですが、照朝は自ら前に進んでいくタイプの主人公なので、そんな芯の強さも魅力的だなと感じます。自分の守りたいもののために立ち向かう姿が、視聴者の皆様に届くといいなと思います」