岸博幸氏が公表の「多発性骨髄腫」 男性の罹患率は10万人で5.8人
元経産省官僚で慶大大学院教授の岸博幸氏(60)が24日、ツイッターを更新し、「多発性骨髄腫」の治療で8月下旬まで入院することを報告した。
形質細胞が「がん化」する疾患
元経産省官僚で慶大大学院教授の岸博幸氏(60)が24日、ツイッターを更新し、「多発性骨髄腫」の治療で8月下旬まで入院することを報告した。
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日本赤十字社大阪赤十字病院がん治療センターの公式サイトによると、骨髄には形質細胞という血液細胞が少数存在する。形質細胞は免疫力を司る細胞であり、ウイルスなどの病原体が体に侵入した時に「抗体」というタンパク質を作り出して病原体を攻撃し、体を病原体から守っている。「多発性骨髄腫」は、この形質細胞ががん化する疾患で、部位別がんの罹患(りかん)率は男性5.8人、女性4.8人(2014年人口10万人対)と稀な病気。年齢階級別罹患(りかん)率では、高齢者が高くなっている。
また、骨髄腫の治療については「この10年で各種薬剤が新規に開発され、飛躍的に向上している」としている。
岸氏は22日に入院。24日になって、ツイッターで「多発性骨髄症」を患っていることを報告し、「その治療のために8月下旬まで入院。抗がん剤を使った治療をするので、かなりしんどそうではあります。。。」とコメント。9月には社会復帰することも伝えている。