59歳トム・クルーズ、約4年ぶり24回目の来日 若さの秘訣は「一生懸命仕事をすること」
俳優のトム・クルーズ(59)が23日、都内で行われた映画「トップガン マーヴェリック」(5月27日公開)来日記者会見に登場した。当日はプロデューサーのジェリー・ブラッカイマーも登壇し、同作をアピールした。
「トップガン マーヴェリック」来日記者会見に登壇
俳優のトム・クルーズ(59)が23日、都内で行われた映画「トップガン マーヴェリック」(5月27日公開)来日記者会見に登場した。当日はプロデューサーのジェリー・ブラッカイマーも登壇し、同作をアピールした。
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約4年ぶり24回目の来日となったトムは「また、ここに来ることができてとてもうれしく思っております。興奮しています。大きなスクリーンで楽しんでいただけるためにこの映画を作りました。楽しんでいただける作品になっていると思います」とあいさつし、「本作はファンのために作りました。何十年もの間、私には準備ができていなかったんですね。やりたいこともいろいろあった。いろいろ考えていく中で、またこの作品を作り上げたいと思ってはいた。観客の皆さんにコックピットに座っているような感覚になってもらいたかったというものもありましたし、感情的なストーリーであるということも含めて全て正しい要素が整ったので作ることができました」と同作製作の経緯を語った。
ジェリーは「トムと仕事をするにはリアルなモノを作らなければならない。また、トムは実際免許を持ったパイロットです。本作のためにトムは3か月のトレーニングプログラムを作りまして、俳優たちはそのトレーニングを受けたんです。Gの耐性をつけていったんですね。最初のトップガンはF14に乗せましたが、使えるのはトムだけで、他の俳優たちは吐くか失神するかのどちらかだったんです。今回は、飛行機が上昇すれば俳優たちも上昇する。全部リアルなんですね」と説明した。また、ジェリーは「皆が飛ぶ前にトムが早起きしてブリーフィングする。飛んで降りてきたら、映像を見て、そこでディスカッションが始まる。正しいモノではないと分かるとトムが説明し直して、そういうプロセスが何度も何度も行われた」と撮影時のことを振り返っていた。
報道陣から「その若々しさの秘訣を教えてください」の質問が上がると、トムは「特別なことではないんですけど、一生懸命仕事をすることですね。なぜなら、私は夢を生きていることができている幸いな人間。映画を作ることで世界中を旅することができています。また、いろいろな国で映画を作ってみたいと思っています。『ラスト サムライ』という特別な体験もさせてもらった。映画というのは体験してもらうもの。没入してもらう映画を作っていきたいと思っています。私は常に人間に関心があります。そして私は、常に自分を高めようと努力をしています。努力を続けている中で、登らなければならない山というものがあるんです。いろんな映画の作り手として有能であるように努力をしたい」と熱弁をふるっていた。
アメリカ海軍パイロットのエリート養成学校、通称“トップガン”に所属するエースパイロット候補生の日々を描いた世界的ヒット作「トップガン」(1986年)。「トップガン マーヴェリック」では、養成学校の教官となっているマーヴェリック(トム)の現在が描かれる。