元SKE48矢方美紀、乳がんの治療中に「全く似合わないウィッグで落ち込んだ」
元SKE48で現在はタレントや声優として活躍する矢方美紀が6日、乳がんに関するトークセッションに参加した。このイベントは、「コロナ禍におけるアピアランスサポートと私たちが今出来ること」と題し、10月のピンクリボン月間に合わせて行われ、がん治療中の見た目(アピアランス)の悩みなどについて話し合われた。
自身のがん治療に関する体験談や見た目に関する悩みなどについて明かす
元SKE48で現在はタレントや声優として活躍する矢方美紀が6日、乳がんに関するトークセッションに参加した。このイベントは、「コロナ禍におけるアピアランスサポートと私たちが今出来ること」と題し、10月のピンクリボン月間に合わせて行われ、がん治療中の見た目(アピアランス)の悩みなどについて話し合われた。
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矢方は、SKE48に7年半所属し、チームSのリーダーなどを担当。その後、2018年4月、25歳の時にステージ「2B」の乳がんになったことを公表し、左乳房全摘出とリンパ節切除の手術を受けている。
トークセッションは、矢方と医療用ウィッグなどを手掛ける「NPOふくりび事務局」の岩岡ひとみ氏によって行われた。
矢方は医療用ウィッグに関して「抗がん剤治療をした時に脱毛をしてしまい、その時は仕事も続けていたのでウィッグがどうしても必要だったんです。でも、なかなか良いウィッグに出会えなくて困っていました」と話した。その上で、「全く似合わないウィッグをネットで買ってしまって、移動中の電車の中でウィッグが変になってしまい家に帰りたいという気持ちになって落ち込んだこともありました」と、自分に似合うウィッグの必要性を説いた。
実際にがん治療の際にウィッグを使用していた体験者もリモートで参加し、見た目をサポートすることの大切さを訴え。新型コロナウイルスの影響で外出をする機会が減っても、がん治療で身体の変化があり化粧などで悩んでいる人は多く、「NPOふくりび」では矢方も出演しているYouTube動画を通じて情報を周知していくという。
現在もホルモン治療をしているという矢方は、今後挑戦したいこととして「大分県が故郷なんですが新型コロナの影響で帰れていないので、帰省しておじいちゃんやおばあちゃんと稲刈りをしたいです。自然を満喫したいと思っています」と話した。
最後に、「乳がんを通していろいろなことを知ることができて成長したと思います。自分も特に体のことを気にかけていなかったのですが、セルフチェックで乳がんを発見できました。10月はピンクリボン月間なので、自分の体のことを少し気にかけて欲しいと思います。また、悩みがあったらパートナーだったり友だちだったり身近な人に相談して、1人で抱え込まないようにしてほしいです」と結び、トークセッションは終了した。