犬飼貴丈、地域密着系“農業ドラマ”に主演決定 松村沙友理、高橋ひとみら共演

テレビ東京は23日午後4時から、ドラマ「農家のミカタ」を放送する。地域密着系の農業ドラマで、犬飼貴丈が主演を務め、松村沙友理らが出演する。

犬飼貴丈や松村沙友理らドラマ「農家のミカタ」の出演者カット【写真:(C)テレビ東京】
犬飼貴丈や松村沙友理らドラマ「農家のミカタ」の出演者カット【写真:(C)テレビ東京】

群馬県高崎市が舞台 主人公は市役所の農林課へのUターン転職組

 テレビ東京は23日午後4時から、ドラマ「農家のミカタ」を放送する。地域密着系の農業ドラマで、犬飼貴丈が主演を務め、松村沙友理らが出演する。

 日本の農業人口は、この15年で約半分に減少し、後継者問題や輸入野菜などさまざまな課題を抱えている。その中でも若い担い手の登場や農業のIT化などの変化も起こっている。こうした中で、同局は日本の地域創生を目指した番組作りの一環として、「農業」をテーマに掲げたドラマを制作することになった。

 本作は、群馬県高崎市を舞台に、新たに市役所の農林課に配属された主人公が、日本の農業の“リアルと今”を知っていく中で、人間として成長していくストーリー。ドラマを通じて、農家の思いや地元野菜の魅力、そして日本の農業の持つ課題や可能性を描いていく。まさに主人公が農家の味方として成長していく中で、農家への見方も変わっていく。さらに、高崎の地元野菜を使った“農家メシ”を堪能するグルメシーンも魅力の一つだ。

 高崎市の農業の魅力をPRする企画として、2020年9月にテレビ東京系列で放送された地域創生バラエティー番組「畑そのまんまレストランにする。in高崎」の第2弾企画でもある。

 本作で地域創生によるまちおこしを志し、市役所の農林課にUターン転職した主人公・進藤優弥役には、「仮面ライダービルド」でテレビドラマ初主演を果たしたのち、映画「ぐらんぶる」など活躍の幅を広げる犬飼。そんな進藤を取り巻く市役所、農家のキャラクターに豪華メンバーが集結した。

 進藤と同い年で新たに農家に転身した新規就農者・仁田涼子役を松村、ともに働く農林課の課長・大木拓役をマギー、課の先輩の桐石大地役を中島歩、進藤や仁田をサポートする地元の農家夫妻・田中久子役を高橋ひとみ、田中茂役を杉本哲太が演じる。また、畑シーンの一部では実際の地元農家たちも登場する予定だ。

 犬飼は「この作品を通して自分自身も農業の知識で誤解しているところを学ぶことができてよかったです」と語り、「このドラマは農業の話であると同時に、進藤という男の成長する物語でもあると思います。自分自身がこうしたいと本気で思えば、周囲の人もついてきてくれる、というメッセージも込められているので、農業と合わせてそういった人間関係や人間が成長していくさまにも注目して見ていただけたらうれしいです」とPRした。

 松村は、農業や畑仕事についてのエピソード・思い出について、「幼少のころはさつまいも堀りやみかん狩りによく出かけていました」と振り返り、「普段スーパーなどで並んでいる野菜や果物を自分でとる体験はとても新鮮で楽しかったです」とコメントした。

 視聴者へのメッセージとして、「日本では全国各地さまざまな作物が農家さんの愛情をたっぷり受けながら作られています。今回は高崎市を舞台に珍しい作物も登場します。ぜひ、一緒に学びながらドラマを楽しんでもらいたいです」と語った。

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