BSテレ東で「歌のエール」3時間 中村雅俊、千昌夫、福田こうへい、AKB48ら出演
東日本大震災から10年となる11日、石川さゆり、中村雅俊、千昌夫、福田こうへい、AKB48らが、未来に向けて名曲を歌い継ぐ「BSテレ東 歌のエール」(BSテレ東系、午後6時54分)が放送される。
名曲を歌い継ぐプログラム 平原綾香、川崎鷹也らも登場
東日本大震災から10年となる11日、石川さゆり、中村雅俊、千昌夫、福田こうへい、AKB48らが、未来に向けて名曲を歌い継ぐ「BSテレ東 歌のエール」(BSテレ東系、午後6時54分)が放送される。
J-POP、演歌、歌謡曲など、幅広いジャンルで「音楽の力」を感じさせる生歌唱、アーティストとMCとの心温まるトークや東北在住者へのリモートインビュー、歌のリクエスト、東北出身の作曲家・古関裕而の名曲をVTRで紹介する3時間。司会進行は山口智充、田中瞳(テレビ東京アナウンサー)が務める。
中村は、作曲した東松島市立鳴瀬桜華小学校の校歌「花になろう」を披露する。宮城県女川町出身の中村は「歌い継がれていくという事の重大さを今更ながら感じます。この歌を児童たちが歌うのを目の前で聴いたときは、純粋な歌声に感動しました。女川町は比較的、復興は進んでいるほうだけど、これからは心のケアが大事。歌の出番だと思う」とコメントした。
石川は、被災地で出会った浜甚句を取り入れた、入魂の一曲「浜唄」を熱唱。千昌夫は、東北と、昨年99歳で死去した母へ祈りをこめて「北国の春」を歌う。岩手県陸前高田市出身の千は「『北国の春』の歌詞にある『おふくろ』はこれまで、自分の母親のことを意識しないようにしてきたけど、これからは(故郷の墓に眠る)おふくろのことをつい、思い出してしまうかもなあ」とコメントした。
AKB48は復興応援ソング「掌が語ること」を披露。平原綾香は多くの人を勇気づけた「おひさま~大切なあなたへ」、川崎鷹也は未来に向けて元気をくれる「サクラウサギ」「魔法の絨毯」を歌唱する。
福田こうへいは、10年間秘めてきた悲しい記憶を初告白。人生の応援歌「南部蝉しぐれ」を熱唱する。岩手県盛岡市出身の福田は「震災の記憶を風化させないためにも、歌だけでなく、いろんな体験や思いをトークを通じて伝えていかなくてはなりません」とメッセージを寄せた。