【風、薫る】甲斐翔真が思う小川が妻子に伝えたいこと 直美に「ごめんねよりは…」
俳優・甲斐翔真が主人公の一人である直美(上坂樹里)の夫・小川吾郎を演じるNHK連続テレビ小説『風、薫る』(月~土曜午前8時)について、演じる小川や直美役の上坂樹里の印象をコメントした。

直美の夫・小川吾郎 戦地で負傷し、広島の陸軍病院へ後送されるも…
俳優・甲斐翔真が主人公の一人である直美(上坂樹里)の夫・小川吾郎を演じるNHK連続テレビ小説『風、薫る』(月~土曜午前8時)について、演じる小川や直美役の上坂樹里の印象をコメントした。
日本を代表する敏腕社長が“日本のエビアン”北海道東川町を推す理由「いるだけで健康に」
小川は息子の明が生まれる前に出征し、戦地で負傷。広島の陸軍病院へ後送されるが亡くなってしまった。甲斐は残された直美と明に小川が伝えたいこともコメントした。作品は明治時代に看護の道を切り拓いたりん(見上愛)と直美(上坂樹里)の物語。
まずは小川吾郎という役柄の印象を語った。
「吾郎のようにまっすぐに人と向き合える人物は今も明治の時代も多くはないのではないかと感じます。現代よりも男女の認識のずれや、日本と海外の考え方の違いなどがある時代で、吾郎は素直に曇りなく人を見ることができる人。美しい人間だなと感じますし、僕もそういう人間でありたいなと思わされました。軍人だから偉いとかお国のために働いているからすごいとかではなく、仕事を自分の居場所にしながら、正直に生きている人というイメージです。吾郎のキャラクターについては『軍人ぽくなりすぎないように』と演出からのお話もありましたので、軍人であるときと一人の人間であるときの違いは意識したつもりです。当時の軍人は、国を守ることが家族や大事なものを守ることであると考えている。もちろんそのことは踏まえつつも職業にあまり引っ張られず、まずは一人の人間であるということを大切にしようと思いました」
直美を演じた上坂樹里の印象はどうだろう。
「初めてお会いしたときはすごく可憐(かれん)でかわいらしい方という印象を受け『この人と夫婦になるのか……。すてきな方だな』と思いました。そのあと、ご一緒すればするほど、すごく芯がある方という印象が加わっていきました。僕のなかで直美という役は上坂さんに“当て書き”されているようなイメージ。ご本人は役作りに苦労したと話していましたが、『風、薫る』で直美を演じるべくしてこの世界に入ってきたのではないかと思うくらい、役に説得力があると感じていました。吾郎の人生の佳境、重い空気をまとったシーンを撮り進めるなか、阿吽(あうん)の呼吸みたいなものができていき、『かけがえのない関係性を築けていた』と感じながら、撮影できました。上坂さんには役作りの面でとても助けられましたし、撮影の合間のたわいもない会話が演技に生きている感覚がありました。吾郎は直美という存在に出会い、最初は女性としてというより人としてかっこいいと思った。信念を持った彼女を目の当たりにしたとき、心が素直に動き、どっぷりとほれてしまったのだと思います」
残された直美と明に小川吾郎が伝えたいことは。
「明については、生まれる前ですけれども、吾郎は出征するときに『直美を頼んだぞ』くらいのことは思っていたのではないかと想像します。自分にもし何かあったら、これからは明が直美のことを導いて、居場所を作ってあげてほしいと思っていたでしょうし、直美にとって明という存在が救いになればいいと願っていたはずです。残された直美に伝えたい言葉はなんだろうな……。やっぱり『怒らないでね』かな(笑)。『帰って来なかったら許さないから』と言われましたし、本編で吾郎も『怒られそうだ……』と言っていますしね。『ごめんね』よりは『怒らないで』という言葉が、直美と吾郎らしいかなと思います」
あなたの“気になる”を教えてください