体重45キロでわんこそば「755杯」の新記録…“一日一食”のシングルマザーが大食いタレントになったワケ
大食い界でまた一つ、新たな記録が誕生した。創業119年を誇る岩手・盛岡の老舗そば店「東家」で、同店のわんこそば歴代最高記録を2杯上回る「755杯」の新記録を樹立。歴史を塗り替えた多部田ねる(たべた・ねる)とはいったい何者なのか。驚異の胃袋を持つ女性フードファイターの素顔に迫った。

「『大食い選手になろう』と思ってはいなかった」意外な経歴も
大食い界でまた一つ、新たな記録が誕生した。創業119年を誇る岩手・盛岡の老舗そば店「東家」で、同店のわんこそば歴代最高記録を2杯上回る「755杯」の新記録を樹立。歴史を塗り替えた多部田ねる(たべた・ねる)とはいったい何者なのか。驚異の胃袋を持つ女性フードファイターの素顔に迫った。
「どうしましょう。新記録が出てしまいました」
今月12日、「東家」の公式アカウントが、同店わんこそばの歴代新記録更新を報告。同店ではわんこそば15杯が通常のかけそば約1杯分にあたり、755杯は実にかけそば約50杯分に相当する。
記録の達成者は、身長159センチ、体重45キロの女性配信者・多部田ねる。私生活では2人の子どもを育てるシングルマザーだ。2024年1月から大食い配信を始め、毎晩子どもたちが寝た後に配信アプリで大食いの模様を生配信。テレビ東京「最強大食い王決定戦」には過去3度出場、同局「デカ盛りハンター」新女王発掘戦では優勝も収めている大食い界の期待の新星だ。
過去の大会では「きしめん14杯約5.6キロ」「お茶漬け39杯約7.8キロ」など、人並外れた記録も残しているが、「最初は『大食い選手になろう』と思ってはいなかったんです」と意外な経緯を口にする。
「私は昔から、食事をすると人一倍強い眠気を感じる体質でした。朝や昼にしっかり食べると、その後の仕事や生活に支障が出てしまうため、5年ほど前から一日一食、夜に好きなものを満腹になるまで食べるという生活になり、それを続けているうちに、自然と一度に食べる量が増えていきました。
食べること自体が趣味で、満腹になったときの満たされた感覚や、その後に眠くなる時間も好きなので、一人でたくさん食べるより、視聴者の皆さんとリアルタイムで楽しみたいと思ったことが、ライブ配信を始めたきっかけでした」
幼少期は満腹になるまで食べようと思ったことがなく、「いつも腹七~八分目」。食べ放題に行ったときは、大人向けの量を2~3人前など、周囲が驚く程度に食べることはあったものの、今ほどの大食らいではなかったという。なぜ、これほどまでの量を食べられるようになったのか。
「医学的な理由は私にも分かりませんが、一日一食で満腹まで食べる生活や、ほぼ毎日の大食い配信を続けるなかで、少しずつ胃の許容量が増えてきた感覚があります。最初から今の量を食べられたわけではなく、活動を続けるなかで徐々に食べられる量が増えてきた感じです。
普段の体重は45キロ前後ですが、大食い直後は、食べた量や飲んだ分だけ、一時的に体重が増えます。食後はお腹が大きく張り、動くことが大変になったり、強い眠気を感じたりします。たまに配信中、食べながら眠ってしまい、リスナーさんから『寝ないで』と怒られることもあります(笑)」
現在の食費は、大食い配信用の食材費なども含めると、1人分で最低月15万円ほど。今後は量だけでなく、スピードも鍛え、テレビの大食い大会で上位の結果を残していくことが目標だ。
「全国各地のデカ盛りやチャレンジメニュー、ご当地グルメを訪ね、その土地やお店、料理の魅力も、ライブ配信を通して伝えていきたいです。ただ、一般の方に大食いを勧めたいわけではなく、体調が良くないときには挑戦せず、異変を感じたときには無理をしないということも大切にしています。記録を追うだけではなく、『最後の一口までおいしく食べる』という気持ちを忘れず、子育てとも両立しながら、長く大食い活動を続けていくことが目標。子どもたちには『ママは食いしん坊なんだよ』と話しています」
群雄割拠の大食い界で、どこまで存在感を示せるか。“大食いママ”の挑戦は続く。
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