乃木坂46、史上最大ツアー完走 新キャプテン・菅原咲月「グループの未来を必ず守る」…『君の名は希望』で会場どよめき

アイドルグループ・乃木坂46が23日、東京・明治神宮野球場で「乃木坂46 真夏の全国ツアー2026 明治神宮野球場公演 DAY4」を開催した。42枚目シングル『是非に及ばず』でセンターの一ノ瀬美空が初の座長を務めた同ツアーは、6月13日から今月23日でグループ史上最大規模となる全国8都市で計18公演を展開。この日は約3時間で31曲を披露し、“新生”乃木坂46の実力を発揮した。

「真夏の全国ツアー2026」を完走した乃木坂46【写真:(C)乃木坂46LLC】
「真夏の全国ツアー2026」を完走した乃木坂46【写真:(C)乃木坂46LLC】

明治神宮野球場公演 DAY4最終公演

 アイドルグループ・乃木坂46が23日、東京・明治神宮野球場で「乃木坂46 真夏の全国ツアー2026 明治神宮野球場公演 DAY4」を開催した。42枚目シングル『是非に及ばず』でセンターの一ノ瀬美空が初の座長を務めた同ツアーは、6月13日から今月23日でグループ史上最大規模となる全国8都市で計18公演を展開し、計28万人を動員。この日は約3時間で31曲を披露し、“新生”乃木坂46の実力を発揮した。(取材・文=星川莉那)

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「神宮~! 騒げるか~!」。一ノ瀬が、暑さを吹き飛ばすエンジン全開のあおりを口にした。神宮公演の初日に約4か月活動休止していた6期生・増田三莉音がサプライズ復帰し、最終日もステージには現役メンバーの33人全員が登場した。一発目の『ガールズルール』では、特大の水しぶき演出もあり早くもボルテージはマックス。その後、『ジコチューで行こう!』『好きというのはロックだぜ!』『自惚れビーチ』『告白したい病』と夏の定番曲が続き、一体感あるコールで場内は熱気に包まれた。

 MCでは、鈴木佑捺と金川紗耶が意気込みを語った。そして、「このまま最後までぶち上げていくぞ~!」「みんな、悔いのないように楽しむぞ~!」と岩本蓮加と筒井あやめが投げかけ、そのままダブルセンターで『逃げ水』を披露した。

 この流れでユニット企画に突入。途中、雨が降ってきたが、大量供給の“ファンサ”で『太陽ノック』、『オフショアガール』『不道徳な夏』『夏のFree&Easy』『ロマンティックいか焼き』『チートデイ』を歌って踊り、キュートな笑顔で跳ねのけた。

 そして、「“胸キュン”シチュエーションで一言」コーナーの後は「かわいい」から「かっこいい」にムードチェンジ。6期生楽曲『命の色』では、フレッシュな初々しさから自信みなぎったパフォーマンスを見せた。今年で2回目の全国ツアー。表情管理からダンス、歌声までグループを担う戦力への成長を感じさせた。

 5期生“歌上手トリオ”の中西アルノ、奥田いろは、五百城茉央は『おまえら』で美声を響かせた。『マグカップとシンク』では、ダブルエースの4期生・遠藤さくらと賀喜遥香が、2人ならではの世界観に引き込んだ。42枚目シングルのアンダー楽曲『フォルテシモ』や『日常』『Actually…』『最後に階段を駆け上がったのはいつだ?』『ひと夏の長さより…』を歌唱した後には、各期のメンバーが心境を明かした。

『マグカップとシンク』の遠藤さくらと賀喜遥香【写真:(C)乃木坂46LLC】
『マグカップとシンク』の遠藤さくらと賀喜遥香【写真:(C)乃木坂46LLC】

遠藤さくら「先輩方が信じてたくしてくれた」

一ノ瀬(5期生)「乃木坂46には15年という長い歴史があります。できたばかりの乃木坂、私たちが加入する前に憧れて見ていた乃木坂、そして今の乃木坂。同じ名前のグループでありながら、メンバーは移り変わり、その姿は絶えず変化してきました。でも、変わり続けるからこそ、その時代にしかない乃木坂が生まれていくのだと思います。そして、今の乃木坂を愛してくださっている皆さん、本当にありがとうございます」

瀬戸口心月(6期生)「私たちの世代は、今の乃木坂46を大切にしながらこれからの乃木坂46を作っていく立場にいます。その覚悟をしっかりと胸に刻んでいたいです。いつか私たちが先輩方のように、誰かにとっての乃木坂46になれるように、私たちは今を全力で生きます。乃木坂46のために自分たちにできる全てをかけます。そして、いつか誰かにとっての乃木坂46になって、その先の未来へとつながっていくことを信じています」

岩本(3期生)「私は12歳で加入してから、約10年間乃木坂をずっと見てきました。グループが大きくなっていく姿も、さまざまな変化があった時も、メンバーたちと手をとりあってここまで一緒に歩んできました。そんな中で一つだけ思うことがあります。それはどの時代もその時の乃木坂が『最高だ』と思えたことです。前を向いて進み続ける限り、今が最高の乃木坂46です」

遠藤(4期生)「卒業されていく先輩方は、いつも私たちにこんな言葉を残してくれました。『今の後輩たちなら乃木坂を任せても大丈夫』。私がもっと後輩だった頃は『大丈夫じゃないから、まだ卒業しないでほしい』って思っていました。でも、自分が先輩になるにつれて、その言葉には、『大切な乃木坂46をこれからも守ってほしい』という願いが込められていることに気づきました。先輩方が信じてたくしてくれた乃木坂46を私たちは絶対守ります」

菅原咲月(キャプテン・5期生)「このツアーの直前、私は乃木坂46のキャプテンに任命していただきました。受け取ったバトンは想像以上に重くて、不安に押しつぶされそうでした。でも、このツアーが始まって気づいたことがあります。私の周りにはいつでも支えてくれるメンバーがいる。ステージに立てば、かっこよくてかわいくて、キラッキラに輝く自慢のメンバーがいます。私は今の乃木坂46が大好きです。その思いは誰にも負けない自信があります。まだまだ頼りないかもしれないけど、このグループの未来を必ず守ります。どうかこの先も見守っていてください」

 熱いメッセージを送り、イントロが流れた途端、観客はどよめいた。グループの礎を築き上げた1期生をはじめ、これまで大事に歌い継がれてきた『君の名は希望』だった。これからの輝かしい未来を作る「今のメンバー」が、目に覚悟を宿しながらしっかり歌い上げた。

一ノ瀬美空【写真:(C)乃木坂46LLC】
一ノ瀬美空【写真:(C)乃木坂46LLC】

初座長・一ノ瀬美空「これからの乃木坂46を信じてほしい」

 直近の選抜発表から全国ツアーまでの総集VTRの後は、今の時期にぴったりな『真夏日よ』を披露。全メンバーの名前を叫ぶコールで、この日最高の盛り上がりを見せた。勢いのまま『裸足でSummer』『スカイダイビング』『おひとりさま天国』をパフォーマンスし、一呼吸を置いて一ノ瀬がマイクを持った。

「私はこのツアーが始まる一番最初に、一つの目標を立てました。それが、ここにいるメンバー全員がこの夏のツアーを通して、個性と自信の花を新しく咲かせるというものです。乃木坂46のメンバーは、日の当たる場所があれば真っ先に誰かに譲ろうとしたり、愛にあふれたお花畑のような場所だなと思います。だけど、周りにきれいなお花がたくさん咲いてると、自分のことが見えづらくなって、自分の個性とか魅力に気づけていない子も多いんじゃないかなと思うんです」

 その上で、自身が抱いてきた願いを語った。

「私は、みんなが頑張ってきたこととか、その子にしかない個性とか魅力をたくさん知ってるからこそ、自分に自信をなくすような瞬間があってほしくないなと思ってしまいます。やっぱり、ここにいるメンバー全員、光の当たるグループであってほしいです。だからこの夏、たくさんの場所に行って、たくさんのファンの皆さんに会って、たくさん愛とか歓声を受け取って、メンバーが自分自身で、自分にしかない花を咲かせることができたらいいなと思って、この目標を立てました。今日、ここからこの景色を見て、メンバーみんなの顔を見て、皆さんの愛のおかげで、私たちはこの夏、新しい花をたくさん咲かせることができたんじゃないかなと思います。だけど、乃木坂46にはまだまだ咲かせることができる花がたくさんあります。花は咲いて終わりじゃなくて、その花を見つけてくれる人がいて、その美しさを誰かに伝えてくれる人がいて、そうやってたくさんの人に見られて愛されるからこそ咲き続けると思います」

 そして、観客にこう呼びかけた。

「今、乃木坂46に希望を持ってくださっている皆さん、どうかこれからの乃木坂46を信じてほしいです。今の私たちには皆さんが必要だし、これからの乃木坂46の未来を皆さんと一緒に作っていきたいです」

 この後、重責を感じさせない“みーきゅん”スマイルで、自身の初センター曲『是非に及ばず』を披露し、大きなビッグウェーブを作り本編を締めた。

新キャプテン・菅原咲月(左)と一ノ瀬美空【写真:(C)乃木坂46LLC】
新キャプテン・菅原咲月(左)と一ノ瀬美空【写真:(C)乃木坂46LLC】

“公式お兄ちゃん”バナナマン・設楽統の姿も

 アンコールが鳴り止まぬまま、正装に着替えたメンバーが登場。前キャプテン・梅澤美波の初センター曲『空扉』で、愛とリスペクトを捧げた。その後も、『I see…』『ビリヤニ』とライブ曲で会場を沸かせ、『君ばかり』では、会場で楽しむ“公式お兄ちゃん”バナナマン・設楽統の姿がビジョンに映った。そして、『乃木坂の詩』をファンと一緒に声が枯れるまで歌った。

 こうして今年も「乃木坂46と過ごす夏」が終わりを迎え、新キャプテン・菅原が率いる新体制の集大成となった。ひと夏の長さは期限付きだが、「来年の夏はまたきっとここに来るだろう」と余韻を残し、聖地に別れを告げた。

○8月23日/乃木坂46『真夏の全国ツアー2026 明治神宮野球場』DAY4セットリスト

M-0 OVERTURE
M-1 ガールズルール
M-2 ジコチューで行こう!
M-3 好きというのはロックだぜ!
M-4 自惚れビーチ
M-5 告白したい病
M-6 逃げ水
M-7 太陽ノック
M-8 オフショアガール
M-9 不道徳な夏
M-10 夏のFree&Easy
M-11 ロマンティックいか焼き
M-12 チートデイ
M-13 命の色
M-14 おまえら
M-15 マグカップとシンク
M-16 フォルテシモ
M-17 日常
M-18 Actually…
M-19 最後に階段を駆け上がったのはいつだ?
M-20 ひと夏の長さより…
M-21 君の名は希望
M-22 真夏日よ
M-23 裸足でSummer
M-24 スカイダイビング
M-25 おひとりさま天国
M-26 是非に及ばず

EN-1 空扉
EN-2 I see…
EN3 ビリヤニ
EN-4 君ばかり
EN-5 乃木坂の詩

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