令和ロマン・くるま、オダギリジョーの演技に困惑「制御できない」 初監督作で思わぬ事態「カンペに書いて」
お笑いコンビ・令和ロマンの髙比良くるまが8日、都内で行われた短編映画『BREAK SHOT』の特別上映・トークイベントに、サルゴリラの児玉智洋、前田旺志郎、髙橋侃、遠藤雄斗とともに登壇。「制御できない」というオダギリジョーとの撮影を振り返った。

即興で生まれたせりふを本編に採用
お笑いコンビ・令和ロマンの髙比良くるまが8日、都内で行われた短編映画『BREAK SHOT』の特別上映・トークイベントに、サルゴリラの児玉智洋、前田旺志郎、髙橋侃、遠藤雄斗とともに登壇。「制御できない」というオダギリジョーとの撮影を振り返った。
同イベントは、アジア最大級の国際短編映画祭「ショートショート フィルムフェスティバル & アジア 2026」のプログラムとして開催。くるま名義で監督した同作は、渋滞が発生した夜の高速道路を舞台に、とある出来事をきっかけとして、無関係だった車内の会話が連鎖していく様子を描くブラックコメディー。全編をドライブレコーダー視点の定点カメラで撮影し、くるまが漫才を通して培ってきた言葉の応酬や間、空気を生み出す感覚を映像表現へと広げた。
主演を児玉が務め、オダギリジョー、高良健吾、森川葵、前田らが出演。5月16日に行われた令和ロマンの単独ライブで初公開され、シンガポールの映画祭でも受賞するなど、くるまの新たな表現領域として注目を集めている。この日のトークイベントの司会は、「ショートショートフィルムフェスティバル&アジア」プロデューサーの阿部龍太郎氏が務めた。
撮影は、オダギリの出演シーンから始まったという。オダギリは、売れっ子女性俳優のマネジャー役で、担当する俳優のスキャンダルを阻止しようと、車内で事務所の社長(神保悟志)と電話で奔走する役どころを務めている。くるまは「オダギリさんが一発目。制御できません、あの人」と表現し、「オダギリさんでこの後(の撮影)が決まる。審査員みたいなもの。M-1で一言言って、それ以降が決まるみたいな」と、最初の撮影が作品全体の基準になっていたと話した。
一方、オダギリがどのような芝居を見せるのかは予測できなかったという。「何を言い出すか分からなかったので、『逆にこれでやってみましょう』とか、『テンション低いやつでやってみていいですか』とか、『カンペを出して、バラエティーみたいに指示してください』とか」と、オダギリから現場でさまざまな案が出ていたことを明かした。
最終的に本編で採用された場面も、オダギリの発案から生まれた。撮影中、オダギリが突然「茅ヶ崎で挟みましょう」と言い出したそうで、これにくるまは「(カンペに)茅ヶ崎なんて一言も書いてない!」と笑いつつ、「でも面白いから、それを使いたいと思った。だから『僕が社長だったら挟みますよ』ってカンペに書いて出した」と対応したと言い、観客を笑わせた。
そのカンペを見たオダギリが、わずかに笑っている様子も本編に残っている。くるまは「現場では面白かったけど、編集で見ていたら、どっちにもに見えるなと思って。極限状態で笑っちゃうこともあるじゃないですか」と説明した。また、オダギリの即興に社長役の神保は「必死で食らいついていた」とくるま。「『なんで挟まなきゃいけねえんだよ』って言ってた(笑)」と撮影を振り返っていた。
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