井上小百合、中村芝翫の“娘役”に不思議な縁 義娘は16歳頃からの親友「友達の本当のお父さまの娘役」
俳優の井上小百合が8日、都内で行われた新橋演舞場9月公演『リア王』の製作発表記者会見に、中村芝翫、松下由樹、三浦涼介、朝月希和、大野拓朗、村田雄浩、演出の井上尊晶氏とともに登壇。芝翫演じるリア王の末娘・コーディリア役を務める心境を語った。

新橋演舞場9月公演『リア王』で末娘コーディリア役
俳優の井上小百合が8日、都内で行われた新橋演舞場9月公演『リア王』の製作発表記者会見に、中村芝翫、松下由樹、三浦涼介、朝月希和、大野拓朗、村田雄浩、演出の井上尊晶氏とともに登壇。芝翫演じるリア王の末娘・コーディリア役を務める心境を語った。
同作は、芝翫と井上尊晶氏がタッグを組んできたシェイクスピア劇シリーズの第3弾。2018年の『オセロー』、22年の『夏の夜の夢』に続き、今回はシェイクスピア四大悲劇の最高峰とも称される『リア王』に挑む。物語は、老いたリア王が3人の娘の愛情を言葉で量ろうとしたことをきっかけに、親子の関係や王国が崩壊していく姿を描く。襲名10年目の節目を迎える芝翫が、老いと孤独に翻弄(ほんろう)されるリア王を演じ、井上は末娘コーディリアを演じる。
コーディリアについて、井上は「愛を伝えるのが下手くそというか、思っていることを『そこまでか』というくらい伝えるのが下手だと感じる」と分析し、「ほかのお姉さん方とは違うドライさを感じてしまうかなと思うんですが、その中でもちゃんと自分の中の正義を持って演じていきたいです」と役への思いを明かした。
芝翫との共演には、個人的な縁もある。井上が16歳頃から舞台などで共演してきた親友は、元乃木坂46で俳優の能條愛未。能條は芝翫の長男で歌舞伎俳優の中村橋之助と結婚し、5月30日に挙式・披露宴を行った。芝翫にとっては、能條が待望の“娘”となった。
井上は「16歳くらいからの仲間が、芝翫さんの本当の娘になりまして」と表現し、能條の結婚式では「その姿を見て号泣した」と回顧。今回、親友の義父である芝翫の娘役を演じることに「不思議なご縁を感じています。友達の本当のお父さまの娘役ということで、頑張りたいと思います」と笑顔を見せた。
能條からは会見前に「記者会見も楽しみにしているよ」「観劇するから頑張ってね」と連絡があったという。井上は「今回の『リア王』では厳しいお父さまという役どころですが、本当の芝翫さんは、すごくいいお父さんなんだろうなと感じました」と印象を口にした。今回、能條も観劇に訪れる予定だといい「不思議なご縁を感じています。友達の本当のお父さまの娘役ということで、頑張りたいと思います」と笑顔を見せた。一方、芝翫は「こんなところで……」と照れながらも、「大変しっかりしていて、かわいいお嬢さんですが、やっと待望の娘ができまして」と笑顔を見せた。
公演は9月6日から22日まで東京・新橋演舞場で上演される。
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