「嵐は命の恩人」ポスターの“異変”で母の脳腫瘍発見、家族が語る感謝と奇跡
「母の命を救ってくれてありがとう」──。部屋に貼られていた嵐のポスターが、母の病気に気づくきっかけになったという投稿がネット上で大きな話題になっている。約15年前、母が突然「嵐が4人しか見えない」と口にしたことから病院を受診。視野に異変があることが分かり、その後、大きな病院で脳腫瘍が見つかったという。奇跡的なエピソードを投稿した30代の娘に、当時の状況や嵐への思いを聞いた。

「ポスターをはがそうかしら」 反響受け心境に変化
「母の命を救ってくれてありがとう」──。部屋に貼られていた嵐のポスターが、母の病気に気づくきっかけになったという投稿がネット上で大きな話題になっている。約15年前、母が突然「嵐が4人しか見えない」と口にしたことから病院を受診。視野に異変があることが分かり、その後、大きな病院で脳腫瘍が見つかったという。奇跡的なエピソードを投稿した30代の娘に、当時の状況や嵐への思いを聞いた。
5月31日に活動を終了した5人組の国民的アイドルグループ・嵐。その翌日に話題になった投稿には、1枚のポスターを巡る“ミラクル秘話”がつづられていた。
投稿者が添えたのは、母の部屋に貼られた色あせた嵐のポスターの写真だった。
それは約15年前のこと。このポスターを見た母は突然、「嵐が4人しかいない」と言い出した。この近距離で、人数を間違うはずがない。異変を感じた娘が病院へ連れていくと、結果的に脳腫瘍の早期発見につながり、命を救われたという。
SNS上は驚きに包まれ、「お母様の命をつないだ大切なポスターですね」「嵐が体の異変を教えてくれるなんて素敵」「ファンの命まで救うなんて、国民的アイドルすぎる!」「『好き』がこんな風に人を救うこともあるのか」などの声が相次いだ。
投稿者は幼いころから、1990年代後半に放送されていたアイドル番組『8時だJ』(テレビ朝日系)をいとこたちと見て育ち、初めて行ったライブ、初めて小遣いで買ったCD、初めて入ったファンクラブは、いずれも嵐だった。現在60代となった母にとっても嵐は特別な存在で、母娘で札幌や福岡にライブ遠征し、嵐の出演番組も一緒によく見ていたそうだ。
改めて15年前の状況を聞いた。ある朝のことだった。起床した母が「なんか嵐が4人しか見えないのよね……疲れてるのかしら」とぽつりと口にしたという。最初は「疲れているのかもね」と返すなどさほど重く捉えていなかったが、救急救命士でもある父が病院の受診を勧めたことで事態が動いた。
母は検査の結果、視野狭窄(きょうさく)と診断。すぐに大きな病院を紹介された。そこで見つかったのが脳腫瘍だった。発見が早かったこともあり、数か月の入院と手術を経て回復。現在も再発することもなく、元気に暮らしている。
普段からよく見ていた「推し」のポスターで、なおかつ嵐が大人数ではなく5人組だったからこそ、いつもと違う見え方に気づけたのかもしれない。投稿者はこの経験を通じて、「家族の小さな異変やちょっとした一言を見逃さないでほしい。少しでも不安があればぜひ病院を受診してほしい」と話す。
嵐の活動終了を受け、母からは「ポスターをはがそうかしら」と言われた。投稿者はいつも「母の命を救ってくれてありがとう」と思いながら見ていたポスターだったため、一抹の寂しさも感じていた。
できればポスターを残したい――。
思わぬ後押しはネット上の反響だった。大きな話題になったことを母に伝えると、ポスターをはがすことを考え直し、「確かに私の命の恩人だから、棺おけに入れてもらおうかしら」と話しているという。
2人は嵐の思い出を大切にしつつ、現在は9人組メインダンサー&バックボーカルグループ・超特急を応援している。中でも、推しは「稜海」こと船津稜雅と小笠原海だ。投稿者は嵐と同じように、「また数年たったら、今、超特急を応援しているこの時間を懐かしく思う日が来るのかな、と思います」と見据えた。
嵐はステージや番組を通してファンにかけがえのない日々を残したが、ある家族にとっては命をつなぐきっかけにもなった。
投稿者は「嵐という存在が大切な母娘の時間にずっと寄り添ってくれていました」と振り返り、「改めて嵐の偉大さに気づかされています」と語っている。
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