有村架純、悩み告白「真面目すぎて考えすぎる」 『ひよっこ』夫役・磯村勇斗も深く共感

俳優の磯村勇斗が企画・プロデュースを務める「第1回しずおか映画祭」最終日が24日、静岡市葵区の映画館・静岡東宝会館で開催された。映画『ちひろさん』の上映後、主演の有村架純、今泉力哉監督と磯村が登壇。息の合ったトークで満員の客席を沸かせるとともに、有村が自身の「素顔」を率直に明かす一幕があった。

「しずおか映画祭」で舞台挨拶に登壇した(左から)有村架純、今泉力哉監督、磯村勇斗【写真:ENCOUNT編集部】
「しずおか映画祭」で舞台挨拶に登壇した(左から)有村架純、今泉力哉監督、磯村勇斗【写真:ENCOUNT編集部】

「第1回しずおか映画祭」最終日

 俳優の磯村勇斗が企画・プロデュースを務める「第1回しずおか映画祭」最終日が24日、静岡市葵区の映画館・静岡東宝会館で開催された。映画『ちひろさん』の上映後、主演の有村架純、今泉力哉監督と磯村が登壇。息の合ったトークで満員の客席を沸かせるとともに、有村が自身の「素顔」を率直に明かす一幕があった。

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 満員の観客から大きな拍手で迎えられた有村は、「何年もたってまた劇場で上映していただけるのは本当にうれしいこと。私も大好きな作品でちひろさんが今も私の中に愛おしく残っています」と笑顔であいさつした。2023年に公開された同作は主に静岡県内で撮影されたことから、磯村は「静岡の海や街並み、空気感までもが作品に映っている映画。この土地で上映できることに大きな意味があります」と実感を込めた。

 トークが深まる中、今泉監督はキャスティングをした当時を振り返って言った。

「有村さんは普段の柔らかい雰囲気だけでなく、人間の暗い部分も本当に理解している方。ちひろさんという役は、人の弱さや孤独を知っている人でなければ演じられないと思っていました」

 この言葉を受けた有村は自身の内面に踏み込み、「でも最近、自分は真面目すぎるなって思うんです」と吐露した。

「『任された役は必ずやり遂げなければならない』とか、『作品をちゃんと届けなきゃいけない』とか、そういうことを考えすぎてしまいます。『もう少しいい加減さを持ちたいな』と思う時があります」

 苦笑まじりの告白に、磯村が反応した。

「僕も同じです。この『しずおか映画祭』も、『自分がやらなければ終わってしまう』という感覚があります。芝居でも、『この役をまっとうしなければ』という気持ちが強いです」

 そんな生真面目な2人は、ともに出世作となった2017年放送のNHK連続テレビ小説『ひよっこ』で夫婦を演じた間柄。息抜きの話題になると有村が「この前、『ひよっこ』メンバーでピクニックに行きました」と明かし、磯村も「『この年でピクニックに行くのかな』と思ったんですけど、落ちていたフリスビーで遊んでいました」と、気心の知れた仲間とのプライベートな一面を披露。観客をほっこりさせた。

 イベント後半になり、「この3人で映画を作るなら?」のお題に、有村は「今泉監督にはラブストーリーを撮ってもらいたい。磯村さんには鈍感な役をやってほしい」とリクエスト。一方の磯村は「世間の中にない有村さんを見てみたいです。突発的で感情的、動物的な役を演じてほしい」と、有村の新たな引き出しを熱望した。

 2人のアイデアを聞いた今泉監督は、「2~3年後のこの映画祭で上映できるように頑張ります!」と宣言。客席からは、未来の傑作への期待を込めた大きな拍手が沸き起こった。

トークで自身の内面に踏み込んだ有村架純【写真:ENCOUNT編集部】
トークで自身の内面に踏み込んだ有村架純【写真:ENCOUNT編集部】

 最後に有村は「こうしてまた劇場で皆さんと作品を共有できることが本当にうれしいです。この作品が皆さんの心に残り続けてくれたらうれしい」と感謝し、今泉監督も「映画館で見る良さは、同じ場所で一緒に笑ったり泣いたりできることです」と伝えた。2人を送り出した磯村は、「有村さんとこうしてステージ上で話すのは不思議な感覚でした。未来の話もできたので、いつか本当にかなったらうれしいです」としみじみコメント。そして、「また数年後、この東宝会館に戻ってきます」と力強く約束した。

 有村はこの日、映画『前科者』が上映された静岡市のシネシティザートへも足を運び、岸善幸監督とのトークイベントに出演。磯村との縁で参加した『しずおか映画祭』の1日を駆け抜けた。

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