あの、異例の先行降板宣言 『あのちゃんねる』に伝えていた「ピーかけて」無視され決断

歌手でタレントのあのが23日、Xを更新し、テレビ朝日系バラエティー番組『あのちゃんねる』(月曜深夜0時15分)からの降板を宣言した。原因は以前からあった制作陣との行き違いで、あのが「嫌いな芸能人は鈴木紗理奈」と答えた18日の放送内容が引き金になった模様。タレントが局の発表を待たず、多くのスタッフが関わる冠番組終了を決めた異例の事態になっている。

テレビ朝日【写真:ENCOUNT編集部】
テレビ朝日【写真:ENCOUNT編集部】

抱えていた不信感「もう続けたくない」

 歌手でタレントのあのが23日、Xを更新し、テレビ朝日系バラエティー番組『あのちゃんねる』(月曜深夜0時15分)からの降板を宣言した。原因は以前からあった制作陣との行き違いで、あのが「嫌いな芸能人は鈴木紗理奈」と答えた18日の放送内容が引き金になった模様。タレントが局の発表を待たず、多くのスタッフが関わる冠番組終了を決めた異例の事態になっている。

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 あのはストレートな言葉で、降板を宣言した。

「でも、もう続けたくないので番組を降ります。つまり、番組が終わるということになると思います」

 その理由は、投稿の冒頭からつづった。

「あのちゃんねるとは『この表現は嫌です』や『これはゲストの方が大変な思いするからやめてください』など、生意気にも番組を大切に思う気持ちから、自分の見解や意見を強く伝えたり、やり取りを重ねることがこれまで何度もありました。それでも改善されず、自分にとっても不本意な状況が続いたことから、過去にも番組を降ろさせてくださいというところまで腹割って話させてもらっていました。それから番組側は改善しますと言ってくれたので、もう少し続けようと様子を見て続けてきました」

 だが、改善はなかったようで、18日の放送内容についても状況を説明した。

「企画や質問内容に抵抗しても、変わらず進んでいくことは過去にもありましたが、今回の件も直前まで質問を伏せられ、もちろん特定の名前を出してやろう、など事前に用意できるわけもなく、僕含め出演者全員が変な汗をかきながら場を成立させようと答えましたが、その後に発言した『僕の発言にもピーかけてくれないとお相手がかわいそうだから』という言葉も、オンエア上ではカットされていました」

 その上で、「今回お相手を巻き込んでしまったことは申し訳ないです」と謝罪。「今回のような質問や、暴露系の企画はゲストにも悪いし、僕もやりたくない、やらないでほしいと都度伝えてきましたが、改善される様子が無いので、これ以上はやれないとマネージャーに話していた矢先の今回の件でした」とした。そして、「番組を楽しみにしてくださっていた皆さん、ゲストや関係者の皆さんにはこのような形になってしまいすみませんが、最後まで何卒よろしくお願いします」と呼びかけている。

 18日放送では「あのサッカー部」企画を展開した。サッカー経験者のゲストを招き、お題に答えてシュートを決めるゲームに挑んだ。出題されるお題はくじ引きで決定。センタリングをあげる人がボールを蹴る直前に出題し、シュートを決める人は瞬時に答えてゴールを決める形だった。

 あのに出題されたお題は「ベッキーの次に嫌いな芸能人は?」で、オズワルドの伊藤俊介が読み上げ、あのにボールをパス。あのは「鈴木紗理奈」と叫びながらシュートを打つも、ゴールを決められなかった。この失敗にあのは「蹴れないよ! 強いって!」と伊藤にクレーム。今度は同じお題で元サッカー日本代表GKでタレントの本並健治があのにパス。あのは再び「鈴木紗理奈」と言ってシュートを放ち、ゴールネットを揺らしていた。

 放送後、鈴木がインスタグラムのストーリーズで、「私が出てもない番組で 嫌いな芸能人の名前は? という質問で普通に鈴木紗理奈、とあるタレントさんに私の名前出されてた。だいぶ後輩なうえ、そんなにからみもない」「普通にショックやし、共演してない時に言うとか意味わからんし、それそのまま放送するスタッフも意味わからんし そういうのってほんまに信頼関係がある相手とのプロレスの時やと私は思う。普通にいじめやん」と不快感を示していた。

 あのに向けても「名指しで言ってきたタレントさんへ。私のこと嫌いで結構やけどそういうのおもんないし、あんたが損するで」とし、番組側に向けても「愛のある笑い作らな国民的な番組は作られへんで。めちゃイケのDVD貸してあげるわ。文句言わせておもろい、とか次元の低いことやめ、テレビがなめられるで」と伝えていた。

テレ朝に求められるあらためての説明

 これで事態を重く見た同局は23日、番組公式サイトに「お詫び」と題した謝罪文を掲載した。

「番組制作スタッフの配慮が足りず、鈴木紗理奈様に大変不快な思いをさせてしまい、また、あの様にとって本意ではない形の放送・企画・編集内容により、多くの方に誤解を招く結果となってしまいました。誠に申し訳ありませんでした」

 その上で「番組の不適切な質問および企画上の意図的な演出により、あの様並びに出演者様に不本意な発言を誘導し、かつその発言の精査が不十分なまま放送してしまいました」とし、「現在、放送に関しまして多くのご意見を頂戴しておりますが、この度の責任はすべて番組制作側にあり、鈴木様、あの様をはじめ関係者の方々に多大なるご迷惑をおかけしてしまったことを改めて深くお詫び申し上げます」と伝えている。

 あのは、2023年にテレビ東京系『あのちゃんの電電電波♪』(火曜深夜2時)でベッキーについて、「ベッキーさんと共演したからフォローしたけど、ミュートした。その理由は、(ポストが)しょうもないから」などと発言。ベッキーはその後、Xであのについて「共演NGなのに隣の席だった!」とつぶやくなどした。そんな“あうん呼吸”で2人のバトルが盛り上がり、同10月17日のニッポン放送『あののオールナイトニッポン0(ZERO)』にベッキーが生出演。「正直、『共演NG』も冗談でやってたやつだから。話題になって良かったですけど(笑)」とオチをつけていた。

 だが、問題となった『あのちゃんねる』の放送回では、ベッキーとのネタも絡めた振りだったが、あのはテレビ朝日の謝罪声明後に異例の降板&番組終了を宣言。同局はあらためての説明が求められる状況だ。

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