ドライブ・マイ・カー、ハルキスト記者が徹底分析 原作“いいとこどり”と練り上げた人間ドラマ
映画「ドライブ・マイ・カー」(濱口竜介監督)が、今年の第94回アカデミー賞を沸かせた。国際長編映画賞受賞の快挙を達成。村上春樹氏の短編小説集「女のいない男たち」(文藝春秋)から「ドライブ・マイ・カー」を原作に、同書収録「シェエラザード」「木野」の3篇のエッセンスを巧みに織り交ぜ、“オリジナル”とも言える映画のストーリーが展開する。映画と原作を比較すると、どう異なり、どのように紡がれているのか。ハルキストの記者がちょっとした独自分析をしてみた。