49歳で妊娠の女優・小松みゆきが語る不妊治療の厳しい現状とそれでも妊娠できた理由

小松みゆきさんは「不妊治療の大変さへの周囲の理解もお願い」と話している【写真:荒川祐史】
小松みゆきさんは「不妊治療の大変さへの周囲の理解もお願い」と話している【写真:荒川祐史】

なぜ妊娠できたのか?の答えは「老化を遅らせる生活」!

 どうして妊娠できたのか? とよく聞かれますが、不妊治療を始めてから、体全体の老化を遅らせるための生活を送るよう努めたことも良かったんじゃないかと思っています。染色体異常のない受精卵なら高い確率で着床し、12週ぐらいまでは妊娠が継続するそうなのですが、その後は母体の問題です。

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 煙草をやめ、動物性のタンパク質は鶏肉と魚だけ、添加物の多い食品はとらず、白砂糖をやめキビ糖や黒糖にする。そうした生活と妊娠の直接の因果関係が医学的に立証されているわけではありませんが、AMH(抗ミュラー管ホルモン、卵巣内に残っている卵の数の目安となる評価指数)の数値がなぜか良くなり、お肌の状態も以前より良くなったので、無関係ではないと思っています。

 今、妊娠6か月半になり、先日までひどいつわりでしたが、ようやく楽になってきました。出産予定日は2月中旬です。臍帯付着部異常(へその緒が胎盤の真ん中から外れた場所に着いている状態)があるので、本当に出産するまで気が抜けず、まだ「やった!」と手放しで喜ぶ気分ではありません。流産しやしないかと怖くて、ひたすら静かな生活を送っています。出産前より後のほうが大変だとよく聞きますが、無事に出産までたどり着けるかどうかも含めて、全て受け止める覚悟です。

□小松みゆき(こまつ・みゆき)1971年6月5日、福島県いわき市生まれ。実践女子大学1年の時にスカウトされ、本名の“小松美幸”で90年、「週刊プレイボーイ」(集英社)の水着グラビアでデビュー。美乳で人気を博しグラビア、写真集、イメージビデオで活躍した。セクシー路線から徐々に本格女優へシフトし、2003年からスタートした時代劇ドラマ「大奥」(フジテレビ)シリーズや映画「デスノート」などに出演。21年公開予定の映画「僕が君の耳になる」出演。私生活では09年12月、8歳年下の一般男性と結婚。

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