AKB48として過ごした“2486日間” 卒業の日を迎えた川本紗矢「全部が私の青春で宝物」

卒業後は、「今までの経験を生かしながら、自分のペースでこれからも」

 最後のMCでは、川本が手紙でファンに感謝の思いを伝えた。「こんなにも私のことを応援して、支えてくれる方がいるんだなと実感して、自信がなかった私もアイドルでいていいんだなって思えることができました。ファンのみなさんには、感謝してもしきれないほど、本当に感謝の気持ちでいっぱいです」。そして、メンバーにもメッセージを送ると、「楽しかったことも、うれしかったことも、悔しかったことも辛かったこともあったけど、全部が私の青春で宝物です。大切で大好きな場所、AKB48劇場で卒業公演をさせていただけて、とても幸せです。約7年間、ありがとうございました」と笑顔で締めくくった。

 AKB48として最後に披露したのは、「ファースト・ラビット」。グループから離れ、“次の道”に進むことを決心した彼女にぴったりな曲だ。ドラフト参加時、女優になる夢を明かしていた川本に、卒業後の活動について聞くと、「今も変わらず、女優さんに憧れはあります。挑戦してみたいなとも思っているし、AKB48で活動してきた約7年間で、ほかにもいろいろなことに興味が湧いたので、今までの経験を生かしながら、自分のペースでこれからも頑張っていこうと思います」。変わらないマイペースさを感じ、改めて彼女がAKB48として歩んだ2486日間を思い返した。

 やさしい歌声も、存在感のあるダンスも、コンサートで流した汗も、JKT48劇場で見せたパフォーマンスも、得意のオリジナルラップも、豆腐プロレスで見せたロメロ・スペシャルも、すべてが宝物。そしてこれからも、周りの人まで幸せにしてくれる笑顔は、ずっと変わらないでいてほしい。2486日分の「ありがとう」とともに、川本紗矢が向かう未来に幸あれ――、そうみんなが願っているはずだ。

○8月30日、AKB48劇場「川本紗矢卒業公演~2486日間の宝物~」セットリスト

M01 初日 川本
M02 君は僕の風 川本、横山
M03 君と僕の関係 川本、込山
M04 思い出のほとんど 川本、谷口
M05 君のc/w 川本、下口、田北
M06 会いたかった 川本、下口、田北
M07 Bye Bye Bye 川本、込山、谷口
M08 君のことが好きだから 川本、込山、谷口、横山
M09 希望的リフレイン ALL

EN1 すべては途中経過 川本
EN2 キンモクセイ ALL
EN3 ファースト・ラビット ALL

次のページへ (4/4) 【写真】最後の劇場で撮影
1 2 3 4
あなたの“気になる”を教えてください