野村義男が“人生の迷子”になって、初めて見つけたインスタグラムの楽しみ

最近、プラモデルを買ったという野村義男【写真:荒川祐史】
最近、プラモデルを買ったという野村義男【写真:荒川祐史】

4月の頭にインスタを開始「誰もフォローしないし、ハッシュタグも一切つけない」

――ギターの代わりに何をやっていましたか?

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「散歩をすることを覚えました。1日、4~5時間。1万5000歩くらい。すごくゆっくり歩いて、知らない町の路地に入って迷子になるのが趣味になった。既にコロナで、人生の迷子ですから、今後も、ギタリストとしての人生の迷子ですから(笑)。それで、4月の頭から、インスタグラムを始めました。

 いままでSNSを一切やっていないんで、詳しい人に聞いてみたんです。アップするのは食べ物、ペット、人物と聞いたので、その三原則を止めよう、と。みんながやっていることを避けたら、まったく自分が登場しないインスタになってしまった(笑)。最初の頃は『本物ですか?』と聞かれたけど、それに対して答える気もないし、ただ淡々と作品を上げていくだけ。しかも、僕は誰もフォローしないし、ハッシュタグも一切つけない。そんな広がりを見せないインスタグラムですけど、3500以上のフォロワーにはなっている。なんだ、そういうのって、いらないんじゃんと思って、楽しんでいます。1日1〜3個、投稿を上げています。そのネタを取るために迷子になっているくらい」

――迷子を楽しんでいる?

「そう、趣味=迷子ですね。こないだは知らない街でプラモデル屋を見つけて、プラモデルを買っちゃった。20〜30年ぶりぐらいに作ったけど、楽しかった。そう思うと、またギターが遠のくんですよ。そんなことばっかり考えていますよ。駄目ですね(笑)。そんなことをやっているうちに、みんながオンラインライブを始めたので、ニコ生ライブを7本やりました。ただ、仕事自体は元には戻っていないですね。自分で戻そうとしている感じ。部屋に帰ったときは、ギターを見ながら、インスタの記事とプラモデル作りだけど、それも楽しいかなって思っています」

(終わり)

□野村義男(のむら・よしお)1964年10月26日生まれ、東京都出身。75年、姉の影響でフォークギターを手にする。79年、芸能界デビュー。83年、「待たせてSorry」でソロレコードデビュー。同年、「The Good-Bye」結成。現在は浜崎あゆみBAND、世良公則GUILD9、宇都宮隆U_WAVEなどに参加。ギタリスト、プロデューサー、タレントとして幅広いジャンルで活躍。

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