野村義男が“人生の迷子”になって、初めて見つけたインスタグラムの楽しみ
24年ぶりの自身名義ソロアルバム「440Hz with <LIFE OF JOY>」(発売中)を発表した野村義男。ENCOUNTの独占インタビューでコロナ禍でのミュージシャンの生活についても語ってもらった。ライブなどが中止になり、「今は長い春休みが続いている」「人生の迷子ですよ」と話すよっちゃんだが、新たな楽しみも見い出したという。
よっちゃんがコロナ禍のミュージシャン生活を語る「今は長い春休みが続いている」
24年ぶりの自身名義ソロアルバム「440Hz with <LIFE OF JOY>」(発売中)を発表した野村義男。ENCOUNTの独占インタビューでコロナ禍でのミュージシャンの生活についても語ってもらった。ライブなどが中止になり、「今は長い春休みが続いている」「人生の迷子ですよ」と話すよっちゃんだが、新たな楽しみも見い出したという。
――野村さんが歌う「ありがとう」にはギターの師匠、Charさんも参加していますね。
「この曲は、ベースをうちの長女、ギターが次女、アコースティック・ギター2人はうちのローディーが担当しているんです。このアマチュアの演奏の中にCharを入れたらどうなるか、と思ったんです。このグルーブの中でも、きちんとギターを弾けるということを見せてくれ、みたいな感じ(笑)。7年前にアルバム制作を始めた時に、『参加してくれない?』と言ったら、『俺はお金を出してでも参加する』って言ってくれた人なんで、たとえ後ろがアマチュアバンドでもいいだろう、と(笑)。Charちゃんが録音した日はずっとソファーで40~50分くらいしゃべっているんです。『Charちゃん、そろそろレコーディングしない?』と言って、『そっか、そっか』といい、曲を流して1回弾いて、一発終了でしたよ」
――このしっとりした曲で終わるのかと思いきや、最後は「レッツ・ラ・ゴォー!」。世良公則さんが歌っています。
「だって、みんなに感謝した『ありがとう』で終わったら、何かショボンって感じじゃないですか。それじゃあ、当たり前な感じがする。そうではなくて、最後も、お祭りでしょうと思って、『レッツ・ラ・ゴォー!』を入れました。これは5年ぐらい前、世良さんをイメージして書いた曲で、すぐにデモテープを送って、歌詞を依頼しました。歌う方々には基本、皆さんに詞を書いてもらっているんですよ。世界観とボーカルは、自己責任ということです。この曲は寝かせていたんで、レコーディングの時に世良さんは『どういう曲だったっけ』と言うんですけど、録音は2回で終わっちゃった。『世良さん、魂込めちゃってるんで、もういいっすよ』と」