「花*花」がデビュー20周年記念日に無観客ライブ「こんな時期だからこそ歌う意味がある」

全15曲を熱唱した
全15曲を熱唱した

ライブにはバイオリニストのNAOTOもゲスト出演

 1曲目にはファンからのリクエストも多かった2001年のアルバム収録曲「スープ」、そしてインディーズ時代の名曲「雨の雫」で静かにスタート。続いて01年のヒットナンバー「やっぱり!」で演奏はテンポアップし、2人の表情にもリラックス感が。「見えてんの?これ大丈夫?今このでかいシンフォニーホールで2人の声だけ響いてますが、私の耳には盛大な拍手が聴こえてきました」「なかなかこうやってピアノ2つ分のディスタンスをとって、2人向かい合って演奏することはないですね」と軽妙なMCも披露した。

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 そして、デビュー前にすでにNHKみんなのうたとしても採用されていた「赤い自転車」。続いて、「今日ここに向かう車の中で聴いてきたら、涙が出てきて事故りそうになった」とこじまの紹介でスタートした「ゴール」。同曲はともに過ごしてきた相方やファンに向けてのメッセージを込めて今年のアルバム「2×20」のためにおのが書き下ろしたバラードだ。続けても新曲である「小さい箱」を披露した。

「まきちゃんと出会った頃、あの阪神淡路の震災があって、がれきの中をリュック背負って音楽専門学校に通ってました。そこからいろいろなことがあって、今日ここシンフォニーホールで歌ってるなんて想像もしてませんでした。今年もいろいろな出来事があって、明日明後日、10年後20年後、これからも何があるか分かりませんが、みんなの幸せを祈る気持ちを込めて歌います」と、「まだ愛してる」を歌った。

 約15分の換気休憩として「涙のチカラ」「童神」「乾杯のうた」のミュージックビデオを挟んで、再開された2部では、00年のアルバム「2 souls」に収録された2人のハーモニーが印象的な「奇跡の裏側」でスタート。「スニーカー履いてシンフォニーホールで歌っていいんでしたっけ?」とお色直しした衣装は1部よりカジュアルなシャツ姿だった。少しフォーマルな雰囲気が漂った1部よりリラックスした空気感で演奏を聴かせた。

 そして、スペシャルゲストのバイオリニストNAOTOをステージに迎えて03年のアルバム「コモリウタ」収録の「風の花」、そして00年発表の代表曲「さよなら大好きな人」、活動再開後に制作された「こがね菜の花」「キャンディ」の4曲を披露。

 2人のハーモニーにNAOTOのバイオリンの優雅で艶やかな音色が縦横無尽に絡んで、ステージに彩を添えた。

次のページへ (3/4) 20年という時間に感慨「20年やってみるもんやね」
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