真夏のRIZIN、2連戦の第1弾対戦カード発表 キラーカードで「再出発」図る

7月10日の会見の模様【写真:“Show”大谷泰顕】
7月10日の会見の模様【写真:“Show”大谷泰顕】

コロナ禍での会見は“三密”を避けて集合写真はなし

 この日は会見に出席した15名の選手各々が自身の試合に向け、思い思いのコメントを発していく。いつものRIZINに見られる風景。一見するとまたそんな日が戻ってくるような錯覚に陥る瞬間でもあったが、実際はコロナ禍に見舞われた後の会見である。決して今までと同じことはあり得ない。実際、この日の会見では恒例の出席者全員による集合写真の撮影はなく、対戦者同士のみの撮影に。しかも微妙な距離を取ってのものとなれば、自然といつもとの大きな違いを感じてしまう。そしてそれは、選手が全員退場した後に行われた、榊原信行CEOによる囲み会見でも同様だった。いつもと違い、記者との距離が微妙に離れていたからだ。

 もちろん会見だけではない。大会当日にも今までとの大きな違いを随時感じることになりそうな内容の話が、榊原CEOの口からいくつも飛び出した。

 例えば、大会当日はなるべく“三密”を避けるために観客の入退場時間を席順によって分け、休憩の時間をどこに設定するのか。トイレの密を避けるためにはどうするのが最善策なのか。大会全体の開催時間をどうすれば短くできるのかなど、今までと同じような進行ができない状況が山のように存在する。やはりよくも悪くもあの頃を取り戻すことはできないのである。

大会サブタイトルに込めた思い

 それを知ってか知らずか、今回の2大会にはそれぞれの大会にはサブタイトルが付いている。「RIZIN.22」はSTARTING OVER(再出発、仕切り直しの意)、「23」は CALLING OVER(集結せよ、集まれの意)になる。

 これに関して笹原圭一広報が投稿したツイッターによれば、「『STARTING OVER』は1988年の新生UWFの旗揚げ戦(1988年5月12日、後楽園ホール)、2005年(10月23日、さいたまスーパーアリーナ)のPRIDE.30で用いられた言葉です。(STARTING OVERは)日本のマット界では、『ここぞ』という時に使われてきました」とのこと。

 新生UWFと言えば、最近一部でまた賑わいを見せているが、30年以上前のサブタイトルが、令和の時代でも分岐点に活用されるのだから、この言葉は日本マット界においては馴染み深く、かつ重みのある言葉だということがわかる。ちなみに同じく笹原広報の投稿によれば、「CALLING OVERは、日本語訳すると、(2007年の大晦日にさいたまスーパーアリーナで開催された)やれんのか!のコピー『集結セヨ』です」だと明かす。こちらも過去の韻を踏んだものになる。

 なお、「RIZIN.22」「23」は両日ともそれぞれ8~9試合を行う予定とのことだが、朝倉海VS扇久保の王座決定戦に関しては「23」のメインに組まれることも公にされた。

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