真夏のRIZIN、2連戦の第1弾対戦カード発表 キラーカードで「再出発」図る

RIZINが9日、都内ホテルで記者会見を開き、来る8月9、10日の2日間、新設されたぴあアリーナMMで開催される「RIZIN.22」「RIZIN.23」の第1弾対戦カードを発表した。

(左から)扇久保博正、榊原信行CEO、朝倉海【写真:“Show”大谷泰顕】
(左から)扇久保博正、榊原信行CEO、朝倉海【写真:“Show”大谷泰顕】

「RIZIN.22」「RIZIN.23」公開記者会見

 RIZINが9日、都内ホテルで記者会見を開き、来る8月9、10日の2日間、新設されたぴあアリーナMMで開催される「RIZIN.22」「RIZIN.23」の第1弾対戦カードを発表した。

 RIZINが記者を呼んでの会見を行うのは、コロナ禍になってから初。記者を集めての会見は、前回の「RIZIN.21」(2月22日、浜松アリーナ)が最後だと考えると、実に4か月以上の時間が経過したことになる。

 会見で発表されたのは「RIZIN.22」での矢地祐介VSホベルト・サトシ・ソウザ、浅倉カンナVS古瀬美月を含む4試合と、「23」での朝倉海VS扇久保博正による、第3代RIZINバンタム級王座決定戦を含む4試合。これで合計8カードが公になった。

 とくに朝倉VS扇久保のタイトル戦は、コロナ禍で外国人選手を招聘できないRIZINにとって、現状実現できるキラーカードのひとつであり、前王者マネル・ケイプがUFCに移籍したことで返上され、空位となった王座を争うもの。振り返ると昨年8月、UFC帰りのメジャーリーガー・堀口恭司を破って一躍“時の人”に成り上がった朝倉海と、同階級の強豪を撃破し、一つずつ階段を登ってきた扇久保がついに雌雄を決する。

 まず朝倉は「まず久しぶりに試合ができるってことで、嬉しく思います。僕自身、大晦日ぶりの試合になるので、前回の試合(マネル・ケイプとの王座決定戦に敗れる)からたくさんのことを学んで、本当に強くなって帰ってきました。今回はタイトルマッチっていうことですけど、今後のRIZINのためにも絶対に俺は勝たなきゃいけないと思っているし、確実に勝って、俺がRIZINを引っ張っていくので、応援よろしくお願いします。以上です」とコメント。

 対する扇久保は「元気ですかーッ! 今までいろんなことがあって、やっとたどり着けたなという感じです。8月10日、最高の試合を見せたいと思っています。そして朝倉海選手を倒したいと思っています。海選手、いい試合をしましょう。以上です」と発言。

 この後、調印式も行われたが、日本人対決による王座決定戦ということもあり、独特の緊張感と期待感が伝わってくる。

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