「これ以上やったら嫌いになる」 ゲーム好き・よゐこ有野がギブアップした作品とは?

2003年11月4日からフジテレビONEで放送開始されたゲームバラエティー番組『ゲームセンターCX』。お笑いコンビ・よゐこの有野晋哉がレトロゲームに挑戦する「有野の挑戦」コーナーが人気である。放送開始20周年を迎えた記念として、YouTubeの「【公式】ゲームセンターCX 20th チャンネル」で過去放送が視聴可能となった。そこで本記事では、とくに印象深い放送回を紹介する。

よゐこの有野晋哉【写真:ENCOUNT編集部】
よゐこの有野晋哉【写真:ENCOUNT編集部】

20年経過して上手くなったのか?

 2003年11月4日からフジテレビONEで放送開始されたゲームバラエティー番組『ゲームセンターCX』。お笑いコンビ・よゐこの有野晋哉がレトロゲームに挑戦する「有野の挑戦」コーナーが人気である。放送開始20周年を迎えた記念として、YouTubeの「【公式】ゲームセンターCX 20th チャンネル」で過去放送が視聴可能となった。そこで本記事では、とくに印象深い放送回を紹介する。

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 04年10月20日放送回でプレイされたファミコンゲーム『アトランチスの謎』(サン電子)は、探検家のウィンが行方不明となった師匠を探す旅に出るストーリー。コンティニュー不可仕様や全100ステージ構成の高難易度アクションゲームだ。有野はボタンの強弱のみで移動距離が決まるジャンプ操作に大苦戦した。ゲームプレイの面白さに加え、最後にはゲーム攻略の盟友であるADの卒業報告もあり、見どころ満載である。

 04年11月17日に放送されたファミコンゲーム『魔界村』(カプコン)プレイ回は筆者が特に好きな回である。本作は、主人公・アーサーが、さらわれたプリンセスを救うために冒険するアクションゲームだ。ステージ1のクリアに5時間以上かかったり、裏技を使わないとコンティニュー不可の仕様など、序盤から困難が続く。

 有野は16時間プレイし続け大魔王を倒したが、真のエンディングを見るためには、2周目のゲームクリアが必要と判明する。この事実を知った有野が「これ以上やったらゲーム嫌いになるよ」と漏らし、ギブアップするシーンは何度みても面白い。

 2005年8月31日に放送されたスーパーファミコンゲーム『ゼルダの伝説 神々のトライフォース』(任天堂)プレイ回も傑作である。『ゼルダの伝説』シリーズの3作目である本作は、主人公のリンクが冒険するアクションアドベンチャーゲームだ。

 難易度の高いアクションや謎解きの前に、有野のプレイは一進一退。徹夜でプレイを続け、27時間かけて攻略達成した有野には、ご褒美として「課長代理」だった役職が「課長」になるサプライズもあり、最後まで目が離せない面白さである。

 ゲーマーも恐れる超難関ゲームとして有名なファミコン用アクションゲーム『高橋名人の冒険島』(ハドソン)のプレイ回(05年11月16日放送)では、番組撮影前にADがゲームクリアできない異例の事態が発生。ADがクリア不可だったことは初めてで、今後の展開に不安を感じるスタートである。

 有野の挑戦は、14時間のプレイも虚しく、最終エリアまでたどり着けず時間切れでギブアップとなる。その後、ADによる28時間の挑戦でゲームクリアを達成。視聴者に本作の恐ろしい難易度を見せつけた。

 SNS上では「高難易度ゲームに挑戦する姿はなぜこんなに感動するのだろう」「高橋名人の冒険島をクリアできたADさんすごい!」など好意的な声が寄せられている。

 超難関ゲームといえば、06年2月22日に放送されたファミコンゲーム『忍者龍剣伝』(テクモ※現コーエーテクモゲームズ)のプレイ回も見応え抜群だ。主人公の忍者リュウ・ハヤブサを操り冒険するアクションゲームだ。絶妙なザコ敵配置やシビアな当たり判定から、有野が「今まで挑戦したゲームで1番難しい」と言うほどの難易度である。

 さらに、ラスボスを倒しても真のボスが現れる展開に、有野はかつてない絶望感を味わう。別日の延長戦では、スタッフ3人のサポートを受けつつ真のボス撃破に成功する様子は、感動の名シーンだ。

 ゲームを真剣にプレイする有野の姿を見ていると、自分もゲームをプレイしたくなる。これからも『ゲームセンターCX』での挑戦に注目したい。

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