「すっかり悪に落ちた」と大ブーイング 中邑真輔が掟破りの奇襲、後頭部に不意打ち“キンシャサ”【WWE】

ABEMAは、米国発の世界最高峰のスポーツエンターテインメント・WWEのメイン大会である、『RAW』を3日午後8時より放送した。

中邑真輔【写真:(C)AbemaTV, Inc.】
中邑真輔【写真:(C)AbemaTV, Inc.】

『ファストレーン』は8日午前8時30分からABEMAで無料生中継

 ABEMAは、米国発の世界最高峰のスポーツエンターテインメント・WWEのメイン大会である、『RAW』を3日午後8時より放送した。

 今回の放送では、WWEのプレミアム・ライブ・イベント(通称:PLE)大会である『ファストレーン』にて、セス・ロリンズがもつ世界ヘビー級王座に挑戦するスーパースター・中邑真輔による奇襲攻撃が大きな話題になった。

 9月2日に行われたPLE大会『ペイバック』にて、セス・ロリンズと対峙(たいじ)し敗北を喫した中邑だったが、試合後ロリンズにリング外で攻撃を仕掛け、王者を徹底的に侮辱。

 一方的に攻撃され我慢ならないロリンズは、中邑へリマッチを要求するも、中邑はそれを断り続けていた。しかし、「試合は残酷で野蛮なものになるだろう。お前は2度と歩けなくなる。屈辱的なラストが待ってる。ラストマンスタンディグ」と、中邑から“ラストマン・スタンディング・マッチ”を要望し、ロリンズはそれを承諾することに。

“ラストマン・スタンディング・マッチ”は、ダウンして10カウント以内に起き上がることができないと負けとなる試合形式で、10カウントが入るまでは武器攻撃などなんでもありの残酷で危険なルールだ。

 本放送では、王者ロリンズが観衆の大合唱&大歓声の中リングに登場。「RAWへようこそ!」と観衆をあおると、「俺は中邑真輔との再試合をずっと要求してきた。そして、やっとアイツは応じてくれたんだ、ベイベー」と声をあげる。また、実況アナウンサーに自身の背中の状況を尋ねられると、「君も“ここ”が大好きなんだろう。俺にとってもこのリングがそれなんだ。ファンたちを目の前にすることが大好きだ。彼らが俺の曲を歌うことが、俺には必要なんだ、大好きなんだ」と感情を爆発させ、「誇り、責任、そして使命があるんだよ。このリングはすべてを俺に与えてくれたんだ。さらに、世界ヘビー級王者になると、すべての責任は増幅するんだ。より偉大なお手本にならないといけないし、“変化”にならなければいけない。そして、その責任をもって『ファストレーン』に出場する。これが最後の無茶になるだろうが、背中に限界が来て、もう駄目になるとしても関係ないよな? だって、リングですべてをやり尽くしたからだよ」と試合に向けた心境を吐露した。

 すると、中邑が突如VTRにて登場。「セス・ロリンズ、お前のたわごとは聞き飽きた。もう誰もお前のことなんか信じちゃいねえ。すべてを企んだのは俺か? お前か? 背中の傷も、同情を集めるためのウソだったか? 嘘つきだもんな、世界中から“かわいそう”って思われてえよな。かなえてやる、感謝しろ」と画面越しにロリンズを罵倒したかと思えば、いつの間にかロリンズの背後にまわり、奇襲攻撃を仕掛けた。

 必殺技“キンシャサ”を後頭部に食らわせ、もん絶するロリンズにさらに椅子での殴打を連発。倒れこむたびにカウントを数えると、しまいにはベルトを奪い高々と掲げ、立つことができないロリンズを見下ろしながら、来る『ファストレーン』に向けて堂々とアピールした。

 この様子に、会場からは大ブーイングが巻き起こったほか、視聴者からは「中邑もすっかり悪に落ちた」「これは見るしかない」「やばい、アツすぎる」とコメントが殺到。2人の試合の行方に大きな注目が集まっている。

 なお、『ファストレーン』は日本時間日本時間10月8日午前8時30分より「ABEMA」にて無料生中継。ベルトをかけた2人のスーパースターによる、残酷すぎる試合の行方に目が離せない。

次のページへ (2/2) 【写真】中邑真輔が椅子で殴打し倒れるセス・ロリンズ
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