武尊、パリ出発直前会見 左腕には日本国旗「勝手に背負って、戦おうかなって」

格闘技イベント「Impact in Paris」(24日、フランス・パリ、ゼニスアリーナ、ABEMA PPV ONLINE LIVEで独占生中継)で復帰戦を迎えるABEMA専属PPVファイターの武尊が21日、成田国際空港で渡仏前に報道陣の取材に応じた。

成田空港で取材に応じる武尊【写真:ENCOUNT編集部】
成田空港で取材に応じる武尊【写真:ENCOUNT編集部】

「Impact in Paris」で復帰戦

 格闘技イベント「Impact in Paris」(24日、フランス・パリ、ゼニスアリーナ、ABEMA PPV ONLINE LIVEで独占生中継)で復帰戦を迎えるABEMA専属PPVファイターの武尊が21日、成田国際空港で渡仏前に報道陣の取材に応じた。

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 ISKA世界ライト級(61キロ級)タイトルを懸けてISKA世界スーパー・ライト級(63.5キロ)王者ベイリー・サグデン(25=英国)と対戦する武尊。現在の心境を問われると「(追い込みを)やり切って、疲れぬきつつ減量して。あとは着いてから調整して仕上げる感じです」と短くコメント。

 初の海外での試合へ「移動がどれくらい疲れるのか未知数。やったことない環境っていうのはちょっと楽しみ。海外の試合っていうのもなかなか今までの現役生活でできなかったので、お客さんの反応も伝わってくると思う」と落ち着いた様子だった。

 約1年前の6月19日には「THE MATCH 2022」で那須川天心と対戦。判定負けを喫した。そこからの復帰戦。当時を振り返りながら「プレッシャーもありますけど、1回負けてやめるつもりだった。言い方悪いですけど、一度死んだ命なので、良い意味で失うものがない。思いっきり全力で格闘技を楽しめてる」と語った。

 あの負けから何を学んだのか。出発前に改めて口にする。

「ずっと負けなかったことで負けへの恐怖が大きくなっていきました。負けることへの恐怖で練習、試合をやっていたんですけど、1回負けたことで呪縛から解き放たれて、いま本当に格闘技が楽しくて戦っている。そういう部分ではすごい変わったのかなと」

 そして今回、武尊が着用しているパーカの左腕には日本国旗があしらってあった。その理由について「今回は日本代表ということで攻め込むと思うので、国旗を勝手に背負って、戦おうかなって。これから移動なのでリラックスしようと思いますけど、いざ日本を出るってなると気合いが入りますね」と口にした。

 最後に日本から配信を見るファンへ向けては「日本だとPPVはなじみがないというか、ネット配信を買うっていうのはなじめないと思うんですけど、これもスポーツの発展のためにもそういう文化を作っていけたらいいなと思います。海外はそうやってスポーツへのリスペクトがすごく高くて、そのリスペクトが競技の発展につながると思うのでそのきっかけになればいい。高いチケット買ってくれるみなさんにはその値段以上の最高の試合を見せます」と決意を口にした。

次のページへ (2/2) 【写真】ファンの声で作られた横断幕を持ち気合いを入れる武尊
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