24時間テレビSPドラマ、劇団ひとりが初の地上波ドラマ監督兼脚本 主演は浅野忠信

日本テレビは、8月27、28日に放送する「24時間テレビ 45 会いたい!」内のスペシャルドラマが本格派ヒューマンドラマ「無言館」に決定したことを25日に発表した。監督・脚本を担当するのは、芸人や小説家としてマルチな活躍をみせる劇団ひとり。主演は浅野忠信が務める。

監督・脚本を担当する劇団ひとり【写真:(C)日本テレビ】
監督・脚本を担当する劇団ひとり【写真:(C)日本テレビ】

8月27、28日に放送する「24時間テレビ 45 会いたい!」

 日本テレビは、8月27、28日に放送する「24時間テレビ 45 会いたい!」内のスペシャルドラマが本格派ヒューマンドラマ「無言館」に決定したことを25日に発表した。監督・脚本を担当するのは、芸人や小説家としてマルチな活躍をみせる劇団ひとり。主演は浅野忠信が務める。

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 劇団ひとりが監督兼脚本を担当するのは、「青天の霹靂」(2014年)、「浅草キッド」(21年)に続いて、本作が3作目。地上波ドラマの監督兼脚本を担当するのは今回が初となる。

 そして、主演・窪島誠一郎役を演じるのは、これまで数々のドラマや映画に出演してきた、実力派俳優の浅野。太平洋戦争の最中、「あと10分、あと5分でいいから描かせてくれ……」と、出征する直前まで絵を描き続けた画学生(※当時、美術学校で絵を学んでいた学生のこと)を描く。

「生きて帰ってこられないかもしれない」と、彼らに残された時間の中で描かれたのは、故郷の畦道、夢に描いた家族団らんのひと時、愛する女性など、驚くほど穏やかな絵ばかり。主人公・窪島は、戦没画学生の絵を展示する美術館「無言館」の設立を目指し、絵を集めるために、全国各地の遺族のもとを駆け巡る。

 建設費の問題や、遺族からの非難など、多くの壁にぶつかる窪島。「金もうけばかりで、戦争のことなんて何も考えなかった俺がこんなことしていていいのか」と自問自答する窪島だが、さまざまな困難と葛藤を乗り越えた先には、感動の奇跡が待っていた。戦争によって、命と共に、絵を描くことを奪われてしまった若者たち。同ドラマは、彼らの遺した絵を集めることで、自分を見つけ、そして自分の思いを届けようとした、ある男の物語となっている。

 題材となる「無言館」は長野県上田市に実在する美術館。実際に、窪島誠一郎氏が集めた戦没画学生らの絵が展示されており、後世に向けて戦争を語り継ぐ場所となっている。

 本ドラマを盛り上げていく豪華キャスト陣は、追って情報解禁される予定。

 劇団ひとりは「まだまだ撮影は序盤ですが、名優たちの人間味あふれる芝居に魅せられる毎日です。ただうなずくだけで、ただ見つめるだけで、なんとまぁ絵になることか。この感動を皆さんと共有できる日を楽しみにしております」と意気込んだ。

 また、浅野も「劇団ひとり監督と仕事ができるのが本当にうれしいです。監督はとても熱心に芝居を見てくれていろんな可能性を演出してくれるので演じていて面白いです。いつの時代も芸術が人々の心を動かすだけでなく、人生そのものに強い影響をもたらしていたことがわかる内容にも強く感動しています」と劇団ひとりを絶賛した。

次のページへ (2/2) 【写真】ヒューマンドラマ「無言館」で主演を務める浅野忠信
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