「どうする家康」新キャスト7人を徹底解説 渡部篤郎&真矢ミキが有村架純の両親役

NHKが14日、松本潤が主人公・徳川家康を演じる2023年放送の大河ドラマ「どうする家康」の新たな出演者を発表した。

巴を演じる真矢ミキ【写真:(C)NHK】
巴を演じる真矢ミキ【写真:(C)NHK】

今川氏真を演じる溝端「人間くさい人物という印象」

 NHKが14日、松本潤が主人公・徳川家康を演じる2023年放送の大河ドラマ「どうする家康」の新たな出演者を発表した。

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 第4弾となる今回は7人が新たに決定。

 溝端淳平が“なすことすべて裏目に出る”今川氏真を演じる。氏真は今川義元の嫡男。坊ちゃん育ちのプライド高い御曹司だが、実は偉大な父を持つがゆえの劣等感に苦しみ、義元が目をかける元信(のちの徳川家康)にも、コンプレックスを感じている。

 志田未来が“関東の雄・北条家から嫁いだ姫”糸を演じる。糸は今川・北条・武田が三国同盟を結んだ折に、氏真に嫁いだ北条氏康の娘。孤独を極める氏真を支える。物静かでおっとりとした性格だが、奥底には北条家の女らしく、強い意志を秘めている。

 渡部篤郎が“愛娘には弱い筆頭家老”関口氏純を演じる。関口は今川義元を支える、気品と強さを兼ね備えた筆頭家老。愛娘・瀬名(有村架純)にだけはめっぽう弱く、人質に過ぎない元信との恋を容認、婚姻を後押しすることに。

 真矢ミキが“今川家の品格を守る気高き母”巴を演じる。巴は瀬名の母。今川家につながる出自の高貴な女性。愛娘・瀬名が格下の元信と結婚することに反対するが、のちに良き理解者となる。

 豊嶋花が“瀬名と命運を共にする少女”たねを演じる。たねは名門関口家の侍女として、瀬名の世話をする。元康が織田方に転じたことで、瀬名とともに捕らわれの身となる。武家の娘らしく、信念を持ち義理堅く、苦しい中でも瀬名やその子たちを献身的に支え続ける。

 関水渚が“椿姫と謳われる女城主”お田鶴を演じる。鵜殿長照の妹。瀬名とは幼少からの友人。今川と徳川が敵対関係なっても、瀬名との友情関係は続いた。今川家の家臣・飯尾連龍に嫁ぐが、夫亡きあとは城主として曳馬城(のちの浜松城)を守った芯の強い女性。

 野間口徹が“家康と激戦を繰り広げる知将”鵜殿長照を演じる。今川家の重臣。今川と織田の激戦の中、大高城城代として元康から兵糧補給の援護を受ける。上ノ郷城では、敵となった家康と一大決戦に臨むことに。服部半蔵が繰り出す忍者部隊を翻弄する知性派。

 新たな出演者のコメントは以下の通り。

 溝端「役者を始めた頃から、大河ドラマに出演するということは大きな目標でした。今川氏真は、研鑽を積みながらも自分に才能が無いことにもがき苦しむ、人間くさい人物という印象です。初心に返り丁寧に自分なりの氏真を創っていきたいと思います」

 志田「妻として夫となる今川氏真の側で、命ある限り支えたいという強い思いに胸を打たれました。その思いを観てくださる方にしっかり届けられるように演じていきたいです」

 渡部「前作から22年ぶりということですが、その時間にはとらわれず臨む次第です。今作の脚本を拝見し、とてもすばらしい作品に参加させて貰えることをうれしく思います。すばらしいエンターテイメントを、皆さまにお届けできるよう尽力いたします」

 真矢「この時代生きる人々は覚悟が違うのだと思います、ですが、子を思う母の気持ちは戦国も今も変わらず大地のように広くあたたかいのだとも思います。平常心で心込めたいです」

 豊嶋「たねは、侍女として名門関口家に仕えているものの、自分の芯をしっかり持った強い少女だと思います。瀬名の側近であるたねは、どんな人だったのか自分の中で想像力を膨らませて、精いっぱい演じたいです」

 関水「このすばらしい役を初出演の大河ドラマで演じさせていただけること、大変うれしく思います。お田鶴として生きられる日々を楽しみながら、生き生きと演じたいと思います」

 野間口「まさか、自分が武将を演じることになるとは。しかも最後まで忠義を尽くす人間で…。初めての役柄、丁寧に演じたいと思います」

次のページへ (2/2) 【写真】大河ドラマ「どうする家康」に出演する渡部篤郎と真矢ミキ
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