古屋呂敏、爆笑の月9撮影現場 綾瀬はるかのおちゃめっぷりに「全員でズッコケでした」

役者やクリエーターなどマルチに活躍する古屋呂敏(31)が、フジテレビ系月9ドラマ「元彼の遺言状」で、刑事役を熱演している。月9初レギュラー出演で、勝村政信(58)とがっちり組む“刑事バディ”。役作りや充実の活動を語った。

月9ドラマ「元彼の遺言状」で刑事役が話題の古屋呂敏【写真:ENCOUNT編集部】
月9ドラマ「元彼の遺言状」で刑事役が話題の古屋呂敏【写真:ENCOUNT編集部】

「元彼の遺言状」刑事バディ組む勝村政信からは“フットサルの洗礼”

 役者やクリエーターなどマルチに活躍する古屋呂敏(31)が、フジテレビ系月9ドラマ「元彼の遺言状」で、刑事役を熱演している。月9初レギュラー出演で、勝村政信(58)とがっちり組む“刑事バディ”。役作りや充実の活動を語った。(取材・文=吉原知也)

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 第3話から登場。勝村演じる警視庁捜査一課の橘五郎の部下・松田大樹を演じている。「エンターテインメントを引っ張ってきたブランドの月9で、レギュラー出演と聞いて素直にうれしいと思いました。どういう現場になるんだろうとワクワクでした」。その現場で、大御所の勝村との共演。「なんとかついていかないと、という心持ちで臨んでいます」。大先輩から学びながらの撮影の日々だ。

 この2人の刑事バディは、劇中の敏腕弁護士・剣持麗子(主演・綾瀬はるか)と作家志望の謎の男・篠田敬太郎(大泉洋)による“謎解きバディ”とは対照的な存在でもある。「僕の捉え方では、勝村さん演じる橘刑事は、麗子に対して『一緒に戦っていけたらいい』というスタンスでもあると思います。僕が演じる松田はまだ若いので『刑事だけで事件を解決するんだ』というプライドがどこかにある。ある意味、真っすぐでいい部分と思いながら、そこは大事に演じています。それに、勝村さんが味のある役柄を作り上げているので、僕は僕で自分の持てるものをぶつけるように演じています。それは自分が自分がという芝居ではなく、橘刑事の部下としてそのシーンでしっかり立ち回れるように、ということを意識しています」と、自身の演技観を明かしてくれた。

 サッカー通の勝村の心意気によって、一気に現場に打ち解けるようになった。「僕はサッカー少年として育ったので、撮影時にサッカーの話になりました。ありがたくも『俺のフットサルに来いよ』とお声がけをいただきました。勝村さんは『ゆるくやってるんだよ』とおっしゃってましたが、実際にプレーすると、皆さんガチでバッチバチでした(笑)。勝村さんは『俺、膝を痛めているんだよ、走れねえから』と言いながら、僕がピッチに入った5分後に点を決めました。僕が勝村さんを止めようとゴリゴリいくのですが、軽くいなされて(笑)。本当に楽しくやらせていただきました」

 ピッチ上での関係構築が撮影現場に広がったといい、「僕の父がハワイ出身ということもあって名前が呂敏(ろびん)なのですが、勝村さんは『カッコつけてるな』と愛を持っていじってくださります。その雰囲気が現場に浸透して、綾瀬さんも“ハワイネタ”でいじってくださって。勝村さんがなじむきっかけを作ってくださったんです。いい空気感の中でやらせてもらっています」と、感謝の言葉を口にした。

 本格ミステリーながら、明るい綾瀬と陽気な大泉を中心に、笑いの絶えない撮影現場だということが伝えられている。「まさにその通りです。スケジュールがタイトであるのに、その空気感を一切感じさせない。それは綾瀬さんと大泉さんの人柄あってこそだと思います。こうやって現場を引っ張るんだ、とお二人の背中を見て勉強させていただいています」。

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