1日1キロ以上を食べるヨーグルトマニア 異色な経歴を歩む女性が沼にハマった理由

ジム通いにカロリー調整「いかに健康的に大量のヨーグルトを食べ続けるか」

――10個! 先ほど会場でヨーグルトをいただいたのですが、3個で苦しかったです(笑)。それだけ食べたら苦しくないですか?

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「全然(笑)! ヨーグルトだけは大丈夫! ただ最初は無計画に食べていたので、太った時期がありました。今はヨーグルト以外のところでカロリーを削って調整し、ジムも通っています。食物繊維、ビタミンC、鉄分はヨーグルトではとれないので、カバーできる食材を選んで補っています」

――まさにヨーグルトを中心とした生活ですね。

「『いかに健康的に大量のヨーグルトを食べ続けるか』に情熱を燃やしています(笑)」

――ヨーグルトの何がそこまで向井さんを惹きつけるのでしょう?

「思ったよりも差があるんです。これまでプレーンヨーグルトの味の差なんて考えたこともなかったですが、生乳の質の違い、菌の違い、発酵時間・方法の違いで、まるで違う味になる。掘り下げがいがあります」

――どんな人に本を読んでもらいたいですか?

「ヨーグルトの“プレーン味の違い”を全く意識したことがなかった人ですね。うんちくが好きな人も楽しめます。この本が生乳を消費する手助けになればいいなと思います」

□向井智香(むかい・ちか)大阪府出身。同志社女子大学大学院文学研究科情報文化専攻修了。2011年に森永乳業のギリシャヨーグルト「パルテノ」に出会ったことから、ヨーグルト情報の発信をSNSで始める。投稿がバズりさまざまな取材を受けるように。ヨーグルトのワークショップなどを自主的に開く中、18年、「第1回全国ヨーグルトサミットin小美玉」で講師を務める。現在も「カップヨーグルト研究会」名義でヨーグルトレビューを続け、ヨーグルト関連のイベント企画・出演など多岐に渡って活躍中。著書に「ヨーグルトの本」(エムディエヌコーポレーション)。

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